
「大西風雅&岡崎彪太郎 Summer SpeciaL Concert 2025」が7月26日に東京・Kanadevia Hallで開幕。大西風雅&岡崎彪太郎、SpeciaLら東西ジュニア総勢27人が一つになって会場を盛り上げ、約2時間で34曲を披露した。
■世代やユニットを超えたパフォーマンス
一人乗りのゴンドラで大西と岡崎が登場するというインパクト大のオープニング。timeleszの「人生遊戯」を空中で熱唱し、1曲目から会場のボルテージは最高潮に。続いては、渡辺惟良、上原剣心、高橋奏琉、小山十輝、高橋曽良、小久保向一朗、岡橋亮汰と共にKis-My-Ft2の「MU-CHU-DE 恋してる」をキュートにダンス。ギャップで魅了した。「俺たちに会いたかったですか~?」(大西)、「“こたちゃん”って呼んで~」(岡崎)と2人がそれぞれファンに呼び掛ける一幕も。大歓声に包まれて、幸せそうな笑顔を見せる2人が印象的だった。
小中学生ジュニアによるフレッシュなパフォーマンスから、色気あふれる大人のナンバー、アグレッシブなダンスなど、世代やユニットを超えたバリエーション豊かなパフォーマンスが本公演の大きな見どころ。大西&岡崎の“ふがこた”コンビや、SpeciaLのみならず、ソロ曲も披露するなど、内容盛りだくさん!
まばゆいスパンコール衣装で登場したSpeciaLは、オリジナル曲「センセーション」で初パフォーマンスから、実力派ユニットの名に相応しい貫禄を見せつける。キレキレのダンス、声量たっぷりの歌唱、軽やかなアクロバットと、どこをとっても素晴らしい。NEWSの「恋を知らない君へ」では、圧倒的な表現&歌唱力で観客の心をわしづかみに。ソロ曲メドレーでも4人の個性が爆発! 中村浩大はタップ、林蓮音はローラースケート、和田優希はステッキを使ったダンス、松尾龍は「Endless SHOCK」の名曲をそれぞれ披露。その後も、アクロバットやバレエといった彼らの特技を存分に盛り込んだSpeciaLにしかできない圧巻のパフォーマンスの連続で、会場中をとりこにした。
■2人の距離の近さに悲鳴が!
大西&岡崎のソロ曲もまた、個性豊か。大西は山下智久の「はだかんぼー」で、ワイルドさ全開。コール&レスポンスで会場のボルテージを上昇させた。もう1曲のソロ、永瀬廉の「きみいろ」では「俺とデートしよ!」とファンと甘~い時間を。カメラを彼女に見立てて、頭を撫でたり、優しい笑顔を見せたりと、彼氏感満載の演出でファンをメロメロにした。岡崎は二宮和也の「虹」を弾き語り。また玉森裕太の「Share Love」では、ドレスを着たマネキンとダンス。曲の終盤に、岡崎が跪いて王子様のようにマネキンの手の甲にキスをするシーンは、あまりの美しさにうっとり。
そして、2人のパフォーマンスで最も会場が湧いたのは、これまであらゆるシンメが歌ってきた北山宏光&藤ヶ谷太輔の「FIRE!!!」だ。ステージの両サイドから、挑発的な雰囲気たっぷりに接近していく大西&岡崎。サビでは腕を絡めて、見つめ合いながらあおるように歌う。余裕の笑みを浮かべる岡崎の頭を大西がグイっと引き寄せ、2人が距離がこれ以上ないほどに近付けば、会場からは悲鳴のような歓声が上がった。
■大西&岡崎の2人からメッセージ
クライマックスは、メンバーのこだわりが詰まっているというWEST.の「PUSH」。火花が上がる中、エネルギッシュなダンスでラストスパートへ! ファンへの思いを歌った「君からのYELL」の歌詞も胸に刺さる。大西&岡崎、そしてSpeciaLにとって約2年ぶりのコンサートとなった本公演。最初から最後まで、まさに全身全霊。パワフルに輝きを放ち続けた彼ら自身もまた、このコンサートを心の底から楽しんでいるのが伝わってきて、何度も胸が熱くなった。
ラストは、大西&岡崎の2人からメッセージ。岡崎は「開催できたのはみなさんが来てくれたからで、本当にこんなにいっぱいの人が僕たちを観に来てくれるんだと思うと、1曲目からほんまにうるっときちゃった」と明かし、集まったファンに「今後も僕から幸せをお届けしていきたいなと思います」と宣言。大西は何度も「最高」と口にし「僕、ここじゃないと生きていけないなと思う」と本音を。「誇れるファンです」とファンを称え、「僕も誇れる人間になっていきたいと思いますので、これからも応援のほどよろしくお願いします」と感謝を伝えた。
ラストは大西と岡崎の2人が手をつないで「俺たちが“ふがこた”!」と叫び、約2時間の公演は幕を閉じた。ジュニアたちの可能性をたっぷりと感じられた、熱く、まぶしいコンサートだった。
取材・文=鳥取えり
※岡崎彪太郎の「崎」は“たつさき”が正式表記。
※高橋曽良の「高」は“はしごだか”が正式表記。

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