東京の臨海副都心を走り続け、今年で開業30周年を迎える「ゆりかもめ」。1995年11月1日首都圏初の全自動無人運転(AGT)システムを導入し、新橋〜有明間で営業を開始して以来 、多くの人々に利用されてきました。この大きな節目を記念し、10年ぶりとなる車両基地公開イベントの開催が決定!さらに、開業30周年と同日生まれの新広報担当キャラクター「ゆりな」もデビューします。
今回は、ファン待望の車両基地公開の情報から、「私が生まれた日、ゆりかもめも走り出した。」をキャッチコピーに、新キャラクター「ゆりな」の紹介、限定コラボ商品、記念グッズ販売まで、盛りだくさんの30周年記念イベントや企画の全貌を徹底紹介していきます。

「つないで未来へ」ゆりな、広報担当を志願!

30周年記念の広報担当として登場するのは、新キャラクター「ゆりな」です。「ゆりかもめ」30周年の広報担当として、新橋駅の構内フラッグやポスター、車内広告、そして公式SNSなどでお披露目され、今後さまざまな場面でゆりかもめの魅力を発信していく予定です。
ちなみに、「ゆりな」は東京・江東区出身で、ゆりかもめと同じ1995年11月1日生まれ。幼い頃からゆりかもめに親しんできた粋のファンとのことです。

車両基地公開など、ゆりかもめ30周年記念イベント・企画一覧

30周年を記念して、2025年7月から様々なイベントや特別企画が予定されています。現時点で発表されている主な内容はこちら!

●車両基地公開イベント:2025年10月25日
ファン待望!普段は入ることのできない車両基地を、10年ぶりに一般公開します。 見学は事前抽選方式となる予定です。

●記念ヘッドマーク付き列車の運行:2025年10月頃~11月頃
30周年記念ロゴをあしらった、特別なヘッドマークを掲出した列車が運行されます。

●沿線企業との限定コラボ商品:2025年10月頃~
「菓子工房福どら」のロゴ入りどら焼きや、「深川ワイナリー東京」と共同醸造したオリジナルワインなどが販売予定です。

●30周年記念グッズ販売:2025年10月末頃~
人気の車両型貯金箱の「7300系目覚まし時計バージョン」や、キーホルダー、エコバッグなどが登場予定です。

●30周年の歩みパネル展:2025年10月末頃~
ゆりかもめの30年の歴史を振り返るパネル展示が開催されます。

●30周年記念動画の公開:2025年11月頃
30年の歩みと未来への想いを込めた記念動画が公開されます。

今後の各イベントの詳細については、開業30周年記念特設ページで随時更新される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。

東京都心とお台場・豊洲を結ぶ「ゆりかもめ」とは

1995年11月1日ゆりかもめ首都圏初となる全自動無人運転(AGT:Automated Guideway Transit)システムを採用し、新橋~有明間で営業を開始しました。運転士が乗務しない完全自動運転方式は、大きな話題となりました。

フジテレビ本社前を走るゆりかもめ

その後、沿線の開発や観光スポットの拡大にあわせて乗客数も徐々に増加。2001年3月22日には有明~豊洲間が延伸開業し、現在の全区間(新橋~豊洲間)が完成しました。お台場エリアではフジテレビ本社ビルやダイバーシティ東京、アクアシティお台場豊洲市場東京ビッグサイト国際展示場など多彩なスポットが集積し、都心と臨海部をつなぐ生活・観光・ビジネスの動脈として定着しています。

「開業30周年という大きな節目を迎え、新たな広報担当「ゆりな」の登場から、10年ぶりの車両基地公開、限定コラボ商品まで、ゆりかもめは多くの魅力的なイベントでこの記念すべき年を盛り上げます。東京の臨海副都心に欠かせない存在として、これからも進化し続けるゆりかもめの30周年記念イベントにぜひご注目ください。詳細は今後、特設ページで随時公開される予定です。この機会に、ゆりかもめに乗って、お台場や豊洲の街を巡ってみてはいかがでしょうか。」
(写真:PIXTA ゆりかもめ)

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