
ごちゃごちゃとした自宅の仕事部屋を“ジブリ風にリフォーム”する動画が、YouTubeで34万回以上再生され、「魔法みたい」「ワクワクする」などの反響を呼んでいます。こんな部屋に住んでみたい……!
ごちゃごちゃした部屋を大改造
動画を投稿したのは、服や小物、インテリアアイテムなどさまざまなものを制作しているYouTubeチャンネル「Rachel Maksy」(@rachelmaksy)。コスプレ衣装制作から家具リメイクまで、幅広いDIYの様子を公開しています。
今回は、主に動画編集などを行っている自宅の仕事部屋を、スタジオジブリの作品をイメージした部屋にリフォームしていく様子を紹介しています。
作業前の部屋は、PCの配線が垂れ下がり、デスク上にも床にも物が散乱した状態。以前に自身で描いたボタニカル柄の壁はあまり気に入っていないといい、部屋の一角にあるドレッサーコーナーも合わせて大改造することにしました。
Rachelさんは、映画「魔女の宅急便」をイメージした内装にすることに決め、主人公・キキの実家の部屋と、キキが居候することになる「グーチョキパン店」の屋根裏部屋の要素を取り入れたデザインを考えます。
まずはEVAフォームの板を細長くカットし、表面を削って木目風の凹凸をつけます。茶色く塗ったら、屋根裏部屋の梁(はり)として壁に取り付けるためのパーツが出来上がりました。
次に、家具をどかしながら、デスクのある一角の壁をくすんだベージュのペンキで塗ります。壁の中心には薄い色合いのベージュを重ね、しっくい風の色ムラを表現。EVAフォームの梁を壁に固定すると、一気に屋根裏部屋っぽい雰囲気になりました。
映画のワンシーンをあらためて確認してみると、屋根裏部屋の壁はしっくいがところどころはがれて木がむき出しになっていることが確認できます。それを再現するため、梁の周辺に“はがれたしっくいからのぞく木目”を手作業で描き込むことに。グレーブラウンの絵の具を何色も重ね、影やハイライトを足すと、経年劣化ではがれたしっくい壁のような絵が完成しました。
ドレッサー側の壁は、キキの実家の部屋の壁紙を再現。壁全体をストライプ状にマスキングしてからペールイエローのペンキを塗り、本編中のシーンをよく見ながら紫の花と緑の葉っぱを組み合わせた模様を描いていきます。
ジブリ風の内装に合う小物も制作
部屋全体の改装作業が落ち着いてきたところで、各所に配置する小物を作ります。大量の羊毛フェルトを使って、モニターの上に飾りつける黒猫・ジジの人形を作ります。耐久性にはこだわらずに見た目重視で仕上げました。
PC作業用のリストレストは古くなって表面がはげていたため、新しいものに買い換えます。横長の黄色いリストレストを購入し、手作業で絵の具を塗って「グーチョキパン店」のパンをイメージしたバゲット風に仕上げます。新しい部屋にぴったりですね。
モニターのサイズに合う額縁を用意してメタリックゴールドで塗装したら、ひととおりの作業が完了。どかした家具やPCを戻してセッティングしていきます。ゴールドの額縁をPCモニターに取り付け、そこにジジの人形を載せるとぐっと世界観の魅力が増しました。
ジブリファンにはたまらない仕上がりに反響続々
配置作業を終えると、ごちゃごちゃとした乱雑な部屋が、ジブリ作品の雰囲気がたっぷり感じられるステキな空間に生まれ変わりました。部屋の各所には植物の鉢やフェイクグリーンが飾られ、もとの部屋からは想像できないほど居心地の良い部屋に。こんな場所で仕事できたらしあわせすぎる……!
あこがれが詰まったすてきな仕事部屋に、YouTubeのコメント欄では「めちゃくちゃステキ」「本当にワクワクする」「すごく好き」「かわいくて魔法みたい」「部屋全体がハッピーな気分」「ジジが完璧だね」「モニターフレームがとってもステキ」「ススワタリも作って置いてみてほしい」などの反響が寄せられています。

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