毎年8月8日は、ローランド株式会社1980年に発売した「リズム・コンポーザーTR-808」(以下「TR-808」)にちなんで「808 DAY」と呼ばれ、世界中のアーティストや音楽ファンにより「TR-808」を祝うイベントやハッシュタグ「#808day」を添えた投稿が行われている。

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 ローランドの直営店であるRoland Store Tokyoでは、「808 DAY」を記念して、期間限定のキャンペーン「808 DAY at Roland Store Tokyo」を展開。期間中は、ビンテージ楽器として希少性の高い「TR-808」の実物をストア内に展示。またRoland Store TokyoおよびFrontier Space Roland × Shimamura Kawasakiでは、「TR-808」同様にアーティスト/クリエイターに人気の高いサンプラー「SP-404MKII」購入者に、「TR-808」のアイコニックなデザインをあしらった特製のフェイスプレート(数量限定)をプレゼントする。

 また、8月1日から8月31日の期間に、Roland Store TokyoおよびFrontier Space Roland × Shimamura Kawasakiで商品を購入するとオリジナルうちわが進呈される(一人1本限り、ペーパーバッグのみの購入は除く)。

 「TR-808」は、世界で初めて1曲分のリズムを自由に制作することを実現したリズムマシン。アナログテクノロジーでリアルなドラムサウンドの再現を目指して、当時のエンジニアが困難を極めて作り上げた「TR-808」は、重厚なバスドラムの低音、特徴的なハンドクラップのサウンド、機械的でありながらも独特なグルーブ感などが評価され、当時のミュージシャンやプロデューサーの音楽制作に大きな影響を与えた。なかでも、1980年代以降のヒップホップやハウス、テクノなどのジャンルでは欠かせないサウンドとして、数多くのアーティストの作品に使用され、その音楽は現代においても色褪せずに人気を保ち続けている。さらに、それらの音楽に影響を受けたアーティストにより広く使用され、現在の音楽シーンにおいても、「TR-808」のサウンドは欠かせないものとなっている。

(文=リアルサウンドテック編集部)

「TR-808」