
この記事をまとめると
■オートメッセ in 愛知 2025にエンケイとAMEが合同展示ブースを出展した
■カスタムのトータルコーディネート「AMEコンプリートシステム」が復活
■コンプリートプランのデモカーとなる40アルファードを展示
「AMEコンプリートシステム」の復活とデモカー展示
「オモロイ アシタ ムゲンダイ」をテーマとしてAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された「オートメッセin愛知2025」に、エンケイとの合同展示ブースを展開していた共豊コーポレーションのAME。AMEと言えば、ホイールを中心にトータルで愛車をプロデュースするメーカーとして愛知県名古屋市で誕生、40年以上もカスタマイズシーンを牽引し続けてきたトップメーカーだ。
そんなAMEは1985年、AMEコンプリートキットとしてホイールからエアロ、エンジンチューンにマフラーまでを含めたトータルコーディネートをプロデュースした経歴があり、当時は数々のレースにも参戦していた実績を持つ。そんなコンプリートプランが2025年の秋、ついに復活を遂げるというのだから、その動向は大いに注目だ。
それをいち早くカタチにしたのがこのデモンストレーションカー、40アルファード。じつはこのアルファードに装着されているエアロは、2025年の1月に東京でデモカーとして展示されて大きな話題となったレクサスLMの造形がベース。
AMEがシャレンLXを復刻するにあたり、それに相応しい風格あるエアロをと開発された特別な仕様だ。つまり、このエアロはそれを今回、アルファード用へと進化させたもの。LM用同様、アルファード本来のボディラインを崩すことなく、シンプルでリッチな大人の装いへとリメイクされている。
スタイルの中心となるのは名作ホイール、AMEシャレンLXの復刻版で、21インチ・9.5J・インセット25のシルバー×ポリッシュ×アルマイトリム仕上げ。絶妙なラウンド感は先代のそれを引き継ぎつつ、開口形状をシャープに修正したり、精度が高くリムバリエーションに富んだ設計を採用したりと、ディテールを現代的に進化させた注目作。ななめから見たときの開口がとびきり美しい楕円を描くなど、高級感に満ちた2ピースだ。
このAMEシャレンLXとフロント/サイド/リヤのAMEエアロダイナミクスシステムを中核として、この秋から新たに展開される斬新で最大のサプライズが「AMEコンプリートシステム」の発進だ。かつてのAMEコンプリートキットのように、ホイールとエアロを中心としながら、それ以外のパートのすべてにもAMEのエッセンスを加え、全身をAMEテイストでフルコンプリートしようというのがこの新システムのアプローチ。
車高調からマフラーにもおよぶAMEテイスト
足まわりは前後ともにAMEローダウンダンパーシステムと銘打った車高調キットで、超微低速域でもリニアに減衰が立ち上がるツインバルブシステムを搭載した全長調整式。減衰力は40段で調整できるなど、フル乗車時でも快適に走れるストリート仕様の車高調だ。さらに、マフラーはAMEエキゾースト4ピースアウトシステムを新たに開発。左右デュアル出しの躍動的かつジェントルなテイストが魅力的な4ピーステールだ。
タイヤこそヨコハマのアドバンスポーツV107を装着しているが、それ以外はすべてAMEのオリジナルで、しかもそれらはすべてメイド・イン・ジャパン。ホイールメーカーとして名高いAMEだが、じつはその本質はトータルプロデュースにあるということを証明してくれるのがこのAMEコンプリートシステムだ。
AMEシャレンLXはすでに販売中だが、エアロと車高調、マフラーに関しては2025年の9月にデリバリー開始となる予定だ。
それぞれ単体でもインパクトのあるパーツたちだが、本領を発揮できるのはやはり全身AMEで固めたコンプリートスタイル。40アルファードに相応しいクオリティと品格、スタイリングをまとめて手に入れられるAMEコンプリートシステムは、今後のドレスアップシーンに新たな風を送り込んでくれることまちがいなしだ。

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