
當真あみ主演のドラマ「ちはやふる-めぐり-」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信) の第4話が、7月30日に放送された。めぐる(當真)ら新生・梅園かるた部が都内屈指の強豪校との合同合宿に挑んだ。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】合宿最終日の夜に語り合うめぐる(當真あみ)と風希(齋藤潤)
■映画「ちはやふる」から10年後の世界を描く
原作は、競技かるたに青春をかける高校生たちを熱く描いた累計発行部数2900万部超えの大ヒット漫画「ちはやふる」。2016年、2018年には3部作として広瀬すず主演で実写映画化。今作は、映画「ちはやふる」から10年後の世界を、原作者・末次由紀と共につむぐオリジナルストーリー。
物語の舞台となる梅園高校の競技かるた部は、部員が少なく、廃部寸前。同部の幽霊部員だった高校2年生の主人公・藍沢めぐる(當真)が、新たに顧問となった大江奏(上白石萌音)と出会い、成長していく姿が描かれる。
大江奏は映画版で瑞沢高校競技かるた部に所属していた古典オタクのキャラクター。上白石は映画から続投し、25歳になった奏を演じる。
ほか、梅園かるた部の部員として、白野風希を齋藤潤、与野草太を山時聡真、村田千江莉を嵐莉菜、奥山春馬を高村佳偉人が演じる。
■めぐるたち梅園かるた部が強豪校の北央かるた部と合同合宿
映画版キャストだった北央高校かるた部の“ヒョロくん”こと木梨浩(坂口涼太郎)が登場した第4話。新生・梅園かるた部は、OBとしてコーチを務める木梨が率いる現役北央生たちと2泊3日の合同合宿を行った。
北央のハードな練習についていけず、序盤からへとへとになるめぐるたち。そして休む間もなく始まったのは、梅園にとって初の団体戦。そこでも北央のスピードと大きな掛け声に圧倒され、手も足も出ずに惨敗だった。
そんな中、ある秘密が明らかに。北央のエースで部長の奥山翔(大西利空)は、春馬の双子の弟だという。春馬はめぐるたちにそのことをすぐに打ち明けたが、中学1年でA級に昇格した翔は、C級の春馬の存在を恥じ、「バレそうになったら、秒で帰ってもらうから」と隠そうとした。
春馬と翔の会話を聞いてしまっためぐるは、複雑な心境になる。
■めぐるが初の“掛け声”で気付きを得る
そんな中、北央の副将・黒田(橘優輝)は「団体戦は決して個人戦の寄せ集めにあらず。試合以外も共にし、息を合わせ、互いを分かりあう。さすれば個人がいつも以上の力を発揮できる」と語り、その言葉に触発されるめぐるたち。C級の選手がA級の選手に勝つことも団体戦なら珍しくない。「下剋上」ができる団体戦の面白さを知るのだった。
だが、翌日の団体戦も完敗。原因不明のめまいが原因で試合に出られない春馬が責任を感じ、また翔からも突き放されたことで、合宿所から出ていく。しかし、帰路につく途中、スマホに寄せられためぐるや千江莉たちからのボイスメッセージを聞いて戻ってくる。
春馬も加わって、初めて5人そろっての団体戦。春馬は目まいに耐えながら挑むが、目の前の翔に札をバンバンと取られ、思わず目をつぶる。すると、「春まん!ファイト~!」とめぐるが大声を出した。風希、千江莉、草太もそれに続く。掛け声に背中を押された春馬が札を取ったのを皮切りに、めぐるたちも次々と札を取っていった。
初の団体戦のとき、北央の掛け声に圧倒され、なぜ声を出すのかも分からなかっためぐるだが、「掛け声って、出すんじゃなくて、出ちゃうのか」「自分一人じゃ出ない力が、みんなとなら出せるってことなんだ」と気付いた。
結果としては梅園は完敗だったが、春馬が1試合を通して戦うことができ、結束力がぐんと強まった。
SNSには「めぐるちゃんの『掛け声って出すんじゃなくて出ちゃうのか』が名言過ぎてやばい」「めぐるの掛け声よかった」「めぐるの気付きに感動」「いいシーンだったなぁ」と、“掛け声”シーンへの反響が多く寄せられた。また、第1話から続いて「青春っていいなあとしみじみ」する感想も。
ただ、ラストでは、めぐるがうそをついてかるた部の合宿に参加していたことが両親にバレてしまった。めぐるがどう乗り越えていくのか見逃せない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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