
イラストレーターのガトウさんの漫画「メロンパン事件」がインスタグラムで800以上の「いいね」を集めて話題となっています。
中学生の頃、メロンパンにハマっていた作者。ある日公園で、持っていたメロンパンを食べようとしたところ、突然“何者か”に手をたたかれて…という内容で、読者からは「私も同じような経験があります」「カラスも要注意!」などの声が上がっています。
何気ない父の行動が、思わぬ救いに
ガトウさんは、インスタグラムでイラストや漫画を発表しています。今回、トンビに襲われたという同作品について話を聞きました。
Q.今回、漫画「メロンパン事件」を描いたきっかけを教えてください。
ガトウさん「トンビに食べ物を取られたことがある人は結構いると思うのですが、私のように『偶然予備の食べ物を持っていた人』は、なかなかいないのではないかと思い、漫画にしました」
Q.突然トンビに襲われたとき、どのように感じましたか。
ガトウさん「手を思い切りたたかれたような感覚で、本当に隣の子がふざけてたたいたのだと思いました。特にけがはなく、メロンパンを奪われただけで済みましたが、その後知人から『トンビに襲われてけがをした話』を聞いてゾッとしました。『私もけがをしていてもおかしくなかったんだ』と、そのとき初めて気付きました」
Q.トンビにメロンパンを取られてしまったときは、どのような気持ちでしたか。
ガトウさん「最初は、隣の子に手をたたかれて地面に落としてしまったと思ったので、怒りの方が強かったです。トンビに取られたと分かってからは、とにかく悲しくて、悔しかったです。トンビに見下されているような、コケにされているような気がして、情けない気持ちにもなりました」
Q.もしトンビにメロンパンを取られていなかったら、予備のメロンパンはどうしたでしょうか。
ガトウさん「『家に帰ってから食べよう』と思いつつも、数十分後、我慢できなくなって、結局食べてしまっていたかも…」
Q.この件は、お父さまに話しましたか。
ガトウさん「その日の夜、父に『おかげさまで助かった』と、喜んで報告しました。父は元々反応が薄いので、『そっかあ』ぐらいしか言いませんでしたが、表情はうれしそうでした。きっと『一応』買ったメロンパンが役に立って、父もうれしかったのだと思います」
Q.漫画「メロンパン事件」について、どのような意見が寄せられていますか。
ガトウさん「『フランクフルトをトンビに強奪されたことがある』『カラスにポテチを奪われた中学生を見た』など、鳥からの被害情報を教えていただきました。やはり、『鳥に食べ物を奪われた経験をした人は結構いるのだな』と思ったのと、どんな風に奪われたのか、もっと詳しく知りたいと思いました。あの独特な手をたたかれる感覚を、皆さんも経験したのか、気になります」
オトナンサー編集部

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