
原菜乃華が主演声優を務める劇場アニメ「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」が、8月29日(金)全国公開より全国で公開される。公開に先駆けて、本作の特別ステージが7月30日に開催された「TGC teen 2025 Summer」で実施され、原とアリス役・マイカ ピュの2人が登壇した。
【写真】「お菓子をくれたり、指輪を作ってプレゼントしたりしてくれる」原菜乃華がマイカ ピュとの収録中のエピソードを語る
■ようこそ、“あたりまえ”がない世界へ
本作はルイス・キャロルが1865年に生み出した児童文学「不思議の国のアリス」を原作とする日本初の劇場アニメーション作品。
失敗を避けて周囲と同じことをしているはずなのに上手くいかず、人生を見失ってしまった大学生の主人公・安曇野りせ(原)。ある日りせは、亡くなった最愛の祖母が残した招待状に導かれ、“不思議の国”へ迷い込んでしまう。
アリスを名乗る少女(マイカ)と出会ったりせは、“あたりまえ”がない世界を冒険しながら、自分の未来を選び取っていく…という物語となっている。
本作のアニメーション制作は「劇場版プロジェクトセカイ 壊れた世界と歌えないミク」(2025年)などを手掛けるP.A.WORKSが、監督は「色づく世界の明日から」(2018年)「白い砂のアクアトープ」(2021年)の篠原俊哉が担当。
また、脚本を「薬屋のひとりごと」シリーズや「アオのハコ」(2024年)を手掛けた柿原優子が、そして、コンセプトデザインを「ファイナルファンタジー」シリーズの新井清志が担当する。
■原菜乃華&マイカ ピュがランウェイに登場 アフレコ中のエピソードを語る
この日のイベントは、「あれ、ここはどこだろう?」「りせ、こっち!」「アリス、待って!」という原とマイカの生ぜりふによる掛け合いからスタート。
シャボン玉が飛び交う幻想的な演出の中、SEKAI NO OWARIによる主題歌「図鑑」が流れ始めると、原とマイカが手を繋いでランウェイに登場。大歓声に包まれながら軽やかにウォーキングした2人は、観客の前でかわいらしいポーズを取った。
そこからトークパートへ。MCから作品ついて問われた原は、「世界中で愛されてきた『不思議の国のアリス』を、日本で初めて劇場アニメ化した作品です」と語り、自身が演じた主人公・りせについては「就活中の大学生で、すごく真面目で几帳面。自分の気持ちをうまく伝えられない、繊細な女の子」と紹介。
アリス役を演じたマイカは、「人が止めてもなんでもやっちゃうすごい元気で天真爛漫な女の子」とキャラクターを説明した。
また、原は「息もぴったりで、マイカちゃんはいつもお菓子をくれたり、私の好きな色の輪ゴムで指輪を作ってプレゼントしてくれたりして、すごく嬉しかったです」と、アフレコ中のほほ笑ましいエピソードを明かした。
■「観る人の心に刺さるような言葉がたくさん詰まった作品」(原菜乃華)
注目ポイントについて問われると、原は「主人公のりせは20代の就活生で、今この会場にいるみなさんと同じような悩みや迷いを抱えている。同年代の人たちにリアルタイムで刺さる“デトックスストーリー”になっていると思います」と明かし、マイカは「私は女王様とお話しするシーンの収録が難しかったので、注目してみてほしいです」とコメント。
SEKAI NO OWARIが書き下ろした主題歌「図鑑」について、原は「すごくかわいくて優しくて、ファンタジックな曲調がワンダーランドの世界観とぴったり。この作品にこれ以上ふさわしい主題歌はないと思いました」と魅力をアピールした。
最後に、原は「この作品はすごくうっとりするくらい不思議の国の美しい映像に癒されながらも、観る人の心に刺さるような言葉がたくさん詰まった作品になっています。お子さまから大人まで、たくさんの方に届けたいです」と語り、マイカは「この映画には、きっと皆さんに当てはまるシーンがあると思います。そこを探しながら楽しんでください」と観客へメッセージを送った。

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