
日本気象協会は、2025年8月以降の台風の見通しを解析しました。日本気象協会独自の予報モデルでの解析によると、発生数はほぼ平年並み、日本への接近数は9月以降平年並か多くなる予想です。
2025年 台風の発生数
日本気象協会が独自の予報モデルで解析した2025年8月以降の台風の見通しによると、2025年の台風の発生数は8月から10月までほぼ平年並みになるでしょう。
台風の主な発生域であるインド洋東部からフィリピン東方海上の海面水温が高く、この地域での積乱雲の発生が多い予想です。台風の発生数はほぼ平年並みの予想ですが、日本列島に近いところで台風が発生しやすいという点がポイントとなります。
2025年 台風の日本への接近数
台風の日本への接近数について、日本気象協会が独自の予報モデルで解析した2025年8月以降の台風の見通しによると、8月は平年並み、9月から10月は接近数が平年並か多くなるでしょう。
2025年は台風シーズン終盤まで警戒が必要になりそうです。
台風は、太平洋高気圧の縁を回って日本へ近づく傾向があります。通常、秋になると太平洋高気圧の衰退にともなって台風のルートも次第に日本の南海上へと離れる傾向にあります。
ただし、2025年は日本の南で太平洋高気圧の張り出しが平年より強く、太平洋高気圧の後退が遅くなると予想されています。台風シーズン終盤まで、台風はより日本列島へ接近しやすいルートを通ることになるでしょう。
台風の発生場所は、例年よりも日本列島に近い場所で発生すると予想されていることから、台風の発生から日本列島への接近までの期間が短くなる傾向になりそうです。
避難経路やハザードマップを確認
台風シーズンはもう始まっています。ハザードマップや避難場所を確認しておきましょう。
ハザードマップは、国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。
ハザードマップからは、家の周辺で浸水(河川浸水・高潮浸水など)の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握することができます。
また、自宅付近の避難場所(指定緊急避難場所)を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。「浸水や土砂災害の場合の避難場所」をしっかり確認するようにしてください。
さらに、避難場所までの避難経路を知っておきましょう。河川が増水した場合や高潮・高波でも安全に避難できるか確認してください。
周辺地域で過去に起きた災害を把握し、起こりやすい災害を知っておきましょう。

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