SB C&Sは、昨年開設した「SB C&SのChromeOSGoogle Workspaceに関する相談センター」で、GIGAスクール構想第2期向けの専用MDM(モバイルデバイス管理)「Google GIGA License」の専用ページを開設した。

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 現在、教育ICTの現場では、GIGAスクール構想で導入した端末の老朽化や更新にともなう負担が課題となっている。ネットワークやインフラ整備の不十分さが円滑なICT活用を妨げており、教職員のICTリテラシーの向上や人手不足、急速な生成AIの普及にともない活用方法やプライバシー保護の問題など、さまざまな対応が求められている。また、教育機関で使用されるタブレットやPCの一人一台端末環境では、IT管理者に多くの負担がかかっている。端末の初期設定やOSの更新、アプリの配布、セキュリティー設定の管理に加え、利用状況の把握や故障時の対応、問い合わせ対応など、日常的に幅広い業務と効率的な一括管理、可視化が求められている。

 Google GIGA Licenseは、GIGA第2期標準仕様の端末に加え、GIGA第2期向けに提供される専用のMDM。このライセンスは、教育現場で「Chromebook」を効率的に運用・管理するために設計されており、端末の一括設定や自動OS更新、利用制限の設定などをクラウド上でまとめて行えるため、IT管理者の負担を大幅に軽減する。さらに、端末やアプリの活用状況を可視化でき、実際の活用状況を把握することが可能。永続ライセンス形式でコストを抑えつつ、新規導入からデータの可視化サポートやリサイクルサポートなど、Googleによる支援を受けられることで、教育現場でのIT運用の質を向上させることが期待できる。

 SB C&SのChromeOSGoogle Workspaceに関する相談センターでは、製品導入前の技術的なサポートや、導入に向けた課題解決のサポート、導入後の利活用に至るまで、専任チームが支援する。SB C&Sには、Googleの審査基準をクリアした専門知識と指導スキルを兼ね備えたGoogle認定トレーナーが5人在籍している。ChromeOSGoogle Workspace for Educationに関するトレーニングプログラムを無償で提供しており、資格対策トレーニングでは、短時間での実施や想定問題集の配布で効率的に対策できる。