
婚活をしている人の中には、経歴や年収などの「条件」で相手を判断する画一的な手法や、短期間で関係の進展を求められるプレッシャーに対し、「つらさ」や「疲れ」を感じる人が少なくないかもしれない。そうした中、合同会社REPRE(東京)が運営する「シンパティ」では、婚活経験のある35歳以上~59歳以下の独身の男女330人を対象に「35歳以上の独身者の婚活経験」に関する調査を実施した。調査期間は7月7日~7月10日。
最初に「これまでに利用したことがある婚活サービス」を聞くと、「マッチングアプリ」(48.8%)、「婚活パーティー」(41.2%)、「結婚相談所」(33.0%)の順に多かった。次に、「婚活サービスを利用開始してから1年間で、実際に会うことができたのは何人か」を質問すると、「1~2人」(34.9%)が最も多かった。会う人数が少ない感じもするが、現実は厳しいものがあり、「0人」(24.9%)が第2位で、これらサービスを利用しても4人に1人が会えていない。3位は「3~5人」(23.9%)だった。
なお、「婚活パーティー」利用者については、パーティー当日についてはカウントせず、その後個別に会った人数を回答しているケースが含まれる可能性がある。
ゼロと回答した人以外の、婚活サービスを利用開始してから1年間で会うことができた人を対象に、「2回以上会うことになったのは何人か」を聞くと、「1~2人」が56.1%、「0人」が27.0%、「3~5人」が13.3%という結果に。実に80%を超える人が「2人以下」となっている。さらに、「サービス利用開始から1年間で、実際に交際に至ったのは何人か」を質問すると、1位が「0人」(55.2%)、2位が「1人」(31.5%)、3位が「2人」(9.3%)で半数以上が交際には至っていない。
他方、婚活を経験する中で、最も「つらい」「疲れた」と感じたことは、「実際に会った時の価値観や態度の不一致」が23.0%で最も多く、「時間や費用がかかることへの焦り」(16.7%)、「初対面の相手に自分をアピールすること」(13.3%)と続いた。
「今後、異性と新たに出会うとしたら、求めることは何か」では、「共通の趣味や体験を通じた出会い」(27.6%)、「費用がかかりすぎないこと」(19.7%)、「初対面の相手とすぐに好き・嫌いのジャッジをしなくていいこと」(12.4%)が多かった。

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