
海産物を積載した物流ドローンが7月30日、中国南部・広東省珠海市の唐家港を離陸し、約55分かけて珠海、中山、広州の3都市間、82.9キロを横断した後、広州市の穂港埠頭(ふとう)に正確に着陸しました。
今回の飛行は物流用複合翼航空機のグレーターベイエリアでの初の長距離都市間飛行であり、都市間長距離物流ルートの実際の運営の可能性を検証したものです。これは、広東・香港・マカオグレーターベイエリア初の超長距離ドローン物流ルートが開通し、広州と珠海間の低空ルートが開通したことを意味します。
今回飛行した物流ドローンの巡航速度は毎時約100キロで、その輸送効率は陸路より60%向上し、所要時間を1時間短縮しました。今後、こうしたドローンによる輸送は、広東・香港・マカオグレーターベイエリアにおける生鮮食品、医薬品など、時間的制約を受ける物資の輸送需要に十分に応え、安全、高効率、スマートな低空物流ソリューションを提供します。
この輸送ルートには将来的に積載量50キロと200キロの高荷重物流ドローンが投入されます。ドローン物流会社は引き続き深セン、東莞、中山、仏山などの都市間物流ルートを追加するとともに、香港、マカオなどの越境物流航路を開拓し、広東・香港・マカオグレーターベイエリアの内湾全体をカバーする物流航路のネットワークを形成する予定でうす。(提供/CRI)

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