『スターダストプロモーション 第4回スター☆オーディション』や『AMUSE Audition 2025-26「私が撮りたかった俳優の原石展』、オスカープロモーション サマーオーディション「なつキミプロジェクト2025」、「HYBE MUSIC GROUP AUDITION」など、注目オーディションが目白押しの今夏。オーディションサイト『デビュー』では、“オーディション”を経て芸能界デビューを果たした、先輩スターの【オーディションエピソード】を紹介。今回は、各分野の幅広い人材が所属している芸能事務所「イマージュエンターテインメント」に所属している新人・樋口拓哉に、芸能界に憧れたきっかけやオーディションでアピールしたこと、この仕事の魅力・楽しさ、さらには今後の目標などを語ってもらった。

【写真】「イマージュエンターテインメント」に所属する新人俳優・福田サン

【イマージュエンターテインメント所属/樋口拓哉(ひぐち・たくや)インタビュー】

――芸能界に憧れたきっかけは?
【樋口拓哉】「大学3年生の時に藤井道人監督の『余命10年』を観たことで、お芝居に興味を持ったことがきっかけです。その後、一度就職しましたが、自分が本当にやりたいことを追求していくために、この業界に進みました」

――現在の事務所のオーディションに応募した理由は?
【樋口拓哉】「実績のある役者さんが所属していたことに対する信頼に加え、少数精鋭で、一人ひとりの所属者に対して密接なマネージメントをしてくれる事務所だと感じたからです」

――履歴書ではどんな点を心がけましたか?
【樋口拓哉】「当時は、今以上に実績も経験もなく、年齢的にも芝居を始めるには決して若くはない歳だったので、とにかく『この事務所に所属したい』という熱量が書類内で伝わるようにしました」

――面接審査ではどんなことをアピールしましたか?
【樋口拓哉】「芝居の面に関して、粗削りでも自分にしか出せない個性があると信じていたので、事前に渡されていた台本をきちんと読み込み、それを本番でアピールしたつもりです」

――合格を掴み取るために、どんな努力をされましたか?
【樋口拓哉】「所属前はフリーランスで活動していたので、とにかく現場ごとに出会える役者さんたちから、芝居における様々な考え方や技術を吸収して、それを所属時のオーディションで発揮しようと心がけていました」

――所属事務所はどんなところですか?
【樋口拓哉】「モデル事務所としての一面もある事務所なので、とにかく事務所内がとても綺麗でおしゃれです。俳優部のマネージャーさんは本当に頼りになる方々で、いろんな場所に営業に行っている話などを聞くと、僕たち役者側もその期待に応えて恩返しをしていかなければ、という気持ちになります」

――事務所に所属してみて、一番驚いたことは?
【樋口拓哉】「4月期のドラマにレギュラーで出させていただいた際、スタッフさんの経験や実力にとても驚きました。シーンごとにカメラや照明の位置をテキパキと動かすことや、映像に映らないような部分まで繊細に表現(ノートや貼り紙の文字など)している部分にとても感銘を受けました。もちろん、ドラマや映画は演者がいなければ成り立たないと思いますが、それと同等にスタッフさんがいなければ、それらは作ることができないということを強く実感しました」

――初めての仕事で印象に残っていることはどんなことですか?
【樋口拓哉】「初めての仕事はドラマのワンシーンでの出演でした。その時に屋内のスタジオで撮影をし、スタッフさんの数の多さと、規模の大きさにとても驚いた記憶があります」

――この仕事の魅力とは?
【樋口拓哉】「演じるということへの楽しさもありますが、それ以外で言うと現場での様々な人との出会いも魅力の一つかなと思います。特に、この業界でお仕事をされている方々は、個々に様々な理由でこの道を選んでいることが多く、なかでも役者を志した理由などを共演者の方から聞くと、そこにはたくさんの物語があってとても面白いです」

――逆に大変だなと感じていることは?
【樋口拓哉】「良くも悪くも、不規則な時間帯に寝起きを繰り返すことが多くなりました。ただ、個人的には本当に好きな仕事なので、始発でスタジオに向かうことや、終電で家に帰ることに対してはさほどストレスは感じていません」

――マネージャーさんやスタッフさんからのアドバイスで、心に残っている言葉はありますか?
【樋口拓哉】「『役者の中で誰かに似ているとしても、似ていることで覚えてもらえるなら良いと思う』と言われたことがあります。これは、一つ自分の中で考え方が変わったアドバイスでした。個性が被っている、というだけで終わらせるのではなく、役者として個性が被っていることが他の役者には無い強烈な個性だと思えば、それも一つの武器になるのではと考えています」

――これまでで一番影響を受けた作品や芸能人は?
【樋口拓哉】「藤井道人監督の『余命10年』、是枝裕和監督の『万引き家族』です。どちらにもリリー・フランキーさんが出演していて、僕はあの方のセリフがセリフに聞こえない自然体のお芝居がとても好きです」

――今後の目標を教えてください。
【樋口拓哉】「昨年末の事務所内の忘年会にて、社長が『俳優部をもっと大きくしていきたい』と話していたことがありました。僕自身は事務所に入ってから今日まで、ここでお世話になって後悔したことは一度もありません。それだけにその社長の言葉を聞いて、自分が恩返しの意味でも俳優部をもっと盛り上げていきたいと考えています。そのために、ドラマや映画はもちろん、CMや舞台などの様々なオーディションで合格をもらえるよう努力をしていきたいですし、いつかは『この人がいるからこの事務所に応募しました』と言われる程に、役者として今後も活躍の幅を広げていきたいと思います」

◆担当マネージャー・スタッフからの推薦コメント◆
「“有名になりたい!カッコ良くありたい!”という欲より、役を演じたいという欲が強いように思います。役の追求が好きな様です。好きなことができている分、楽しいが勝っていて基本的に緊張しているところを見たことがありません。そこが良い面でもあり心配な面でもありますが…。そこを強みと捉えてジャンルに拘らず、前進していってくれればと思っています」

【プロフィール】
樋口拓哉(ひぐち・たくや)
2001年12月22日生まれ、熊本県出身。
▼主な出演作
・NTV「なんで私が神説教」加藤亮一役
・ahamoWEBCMスマホ不安超常現象「月末の速度制限」篇
・終活クラブ「恋」MV
・TBS「御上先生」最終話
イマージュエンターテインメント所属の新人俳優・樋口拓哉(ひぐち・たくや)