中国物流購買連合会、国家統計局サービス業調査センターは7月31日、7月の中国購買担当者指数(PMI)を発表しました。製造業のPMIは季節的要因の影響で多少の変動が見られ、製造業の景気水準は先月より若干下落したとしています。7月の中国製造業PMIは49.3で、前月より0.4ポイント低下しました。

国家統計局サービス業調査センター企業景気処の霍麗慧処長は、「7月は製造業が従来の生産閑散期に入ったことや、一部地域での高温・豪雨・洪水災害などの影響を受け、PMIが2カ月連続で回復した後下落に転じ、製造業の景気水準は若干低下した」と分析しています。

主要な項目別指数で見ると、製造業の新規受注指数は再び収縮傾向に転じ、動きは弱含みとなっています。その一方、製造業企業の7月の生産指数は50.5と3カ月連続で拡大を維持しており、原材料購入価格指数は前月から3.1ポイント上昇して51.5となり、4カ月連続で50%を下回った後、拡大圏に戻っています。

また、非製造業については、事業活動の伸び率は鈍化しているものの、依然として拡大圏にあります。業界別で見ると、建築活動の伸びは鈍化しているものの、夏休み期間中の関連消費活動は比較的良好です。サービス業のビジネス活動指数は全体的に安定しており、夏休みの休日効果により、外出や消費に関連する鉄道輸送、航空輸送、郵便、文化・スポーツ・娯楽などのビジネス活動指数は60以上という好景気圏内にあります。(提供/CRI)

7月の中国製造業の景気水準はやや後退しました。