
実体験をもとに“旧車”との付き合い方をお届け
平成元年に誕生した日産スカイラインGT-R(R32)とユーノス・ロードスター(NA)を30年以上にわたって乗り続ける筆者が、日々のメンテナンスとトラブル対応をリアルに綴るコラムがスタート。部品の選定タイミングや地方遠征でのハプニングまで、実体験をもとに“旧車”との付き合い方をお届けします。
今も日常使いしている30年以上連れ添う愛車たち
みなさん、こんにちは。モータリングライターの藤田竜太です。
この度、愛車のメンテナンス&修理を中心に、運行日記的なコラム(?)を、と編集部からリクエストをいただきました。
ワタシの愛車は、平成4年式の日産スカイラインGT-R(R32)と、平成元年式のユーノス・ロードスター(NA6)。どちらも30年以上乗り続けている年季の入ったクルマたちです。それでも日常使いしているので、あちこち細かい不具合は……。
基本的に“一病息災”の状態だと思ってください。そうした維持の記録をポチポチ紹介させてもらいます。
故障する前に修理を施す!2024年に行ったことは……
手始めに、2024年の1年間、GT-Rに手を入れた部分をまとめてみました。
まずは4月に、住友製純正キャリパーを前後ともオーバーホール。同時にブレーキホースも純正新品に交換しました。
ブレーキホースは1995年以降、定期交換部品ではなくなりましたが、内部の劣化は目視点検ではわからないので、5〜7年のサイクルで交換することが奨励されています(ステンメッシュホースだと3年ごと)。
トヨタだと「20万km/15年ごと」が目安ともいわれていますが、この2024年の春にブレーキホースを交換したワタシの直感が正しかったことは、あとで証明されます。
このとき、ついでにフロントサスペンションのアッパーリンクも交換。突然パーツ価格が2倍になったり、高価なNISMOヘリテージパーツに属してしまったり、製造廃止になったりすることもあるので、気になったところは「パーツがあるうちに」……という判断も大切です。これらが一式で約10万円コースでした。
これは修理ではなく、予防整備的な意味合いがメインだったのですが……ここからが本番。
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