中国国家インターネット情報弁公室は7月30日、「国家情報化発展報告書(2024年)」を発表しました。報告書によると、2024年に中国の越境電子商取引(EC)の貿易額は約2兆7100億元(約56兆円)となり、「シルクロードEC」パートナー国の数は33カ国に増えました。中国の情報化発展は、革新、原動力、包摂的発展、安全、開放の五つの分野で新たな進展と効果を挙げています。

中国の集積回路の研究開発製造能力は絶えず増強され、オペレーティングシステムは規模化応用を加速し、開源鴻蒙(オープンハーモニーファーウェイが開発するオペレーティングシステム)を搭載するデバイスは10億台を超え、量子情報、ブレインマシンインタフェース(BMI)、デジタルツインなど最先端技術革新の成果は継続して現れています。2024年のデジタル産業の事業収入は前年同期比5.5%増の35兆元(約724兆円)に上り、直接雇用従業員は2060万人に達しました。

国家インターネット情報弁公室情報化発展局の温鋭松局長は、「全国のデジタル経済学部の科目は目下227に達し、国家教育デジタル化戦略行動は着実に実施され、世界最大の国家スマート教育公共サービスプラットフォームが構築された」と述べました。

中国では2024年に全国民のデジタルリテラシーと技能が持続的に向上し、成人の60.61%と未成年者(12〜17歳)の64.69%は初級以上のデジタルリテラシーと技能を備えているとのことです。(提供/CRI)

中国のデジタル産業の2024年の事業収入は724兆円でした。写真は大学のデジタル経済学科の講義風景。