
7月30日放送のTBS系バラエティー「水曜日のダウンタウン」で行われた、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんの亡き父親を利用したドッキリが物議を醸している。
問題となっているのは、「クロちゃん、寝て起きたら川のほとりにいてその向こう岸に亡くなった父親がいたら死の淵にいるかと思う説」。クロちゃんを酔わせて川岸に運び、そこで1年半前に亡くなった父親そっくりに仕立てた人物を再会させるという内容になっていた。
番組では、父親の逝去後にクロちゃんが酔っ払うと「お父さんともっと話をしておけばよかった」とよく話していることを聞きつけ、1年前からこのドッキリに向けたプロジェクトを進行させていたとのこと。父親そっくりの体型の人をオーディションで見つけ、マスクを制作し、並行して番組で録音した音声データからリアルタイムでお父さんの声に変換できるシステムを構築したということが明かされた。
実際のドッキリでは、前日の夜にコンパを開いてクロちゃんを深酒させ、眠った状態のクロちゃんをスタッフが川岸まで運ぶことに。川の向こう側には白装束を着用した父親に変装した人を配置し、酔いから目が覚めたクロちゃんと会話するというものだった。
酔いから覚めたクロちゃんは、父親そっくりの人物を見た瞬間に号泣。川の向こうに渡ろうとしたり、涙ながらに後悔を吐露したりしていた。
この放送にネット上からは「感動した」「泣いた」という声が集まっていた一方、「人の死を利用するのってどうなの?」「不謹慎すぎるし、クロちゃんかわいそすぎる」「笑えなかったなぁ。倫理観がおかしすぎる」という指摘も寄せられていた。

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