
沖縄県石垣市に、2025年7月25日「マクドナルド石垣島店」がオープンしました。今年2月、市内のスーパーに併設されていた店舗が閉店して以来、約半年ぶりのマクドナルド復活です。
これに誰よりも歓喜したのは石垣市民……ではなく、与那国島の島民かもしれません。なぜなら、半年ぶりに最寄りのマクドナルドが、「日本国内」になったからです。
■ 与那国島の最寄りのマクドナルドが台湾から石垣島に!公式Xが喜びを投稿与那国町観光協会の公式Xは24日、「石垣島店オープン」についてのニュースリンクを引用する形で「最寄りのマクドナルドは台湾から石垣島になります」と喜びを投稿しました。
2月の閉店時に「最寄りのマクドナルドが台湾に……!」という嘆きをXに投稿してから約半年。
再び日本国内の店舗が最寄りになった嬉しさを「明日からパスポートはいりません」というパンチの効いたフレーズで綴ると、投稿には「パワーワードすぎる」「笑った」「最寄りのマクドナルドが国外ってどーゆーことやねん」といったコメントが寄せられました。
今回の投稿について与那国町の担当者は「以前マクドナルド石垣店が閉店になる際には最寄りのマクドナルドは台湾と投稿して話題にしていただいたので、今回は石垣にマクドナルドが戻ってきた!ということでお知らせも兼ねての投稿でした」と意図を説明しています。
2月に閉店した際の気持ちについては担当者自身「残念だと思いました」と話し、ほかの島民に関しても「閉店を残念に感じた方もいらっしゃったのではないかと思います」と胸中を推測します。
以前の店舗はスーパーに併設されていたため、買い物のついでに立ち寄って休憩する島民も少なくなかったのではないか、とのことでした。
与那国島の人にはどれくらいのマクドナルド需要があるのかをうかがってみると「よくわかりません」としつつも、「お土産にマックを持ち帰る方をたまにですが見かけたり」することはあるとのこと。
そのほか島内にはハンバーガーをメニューの一環として提供している店舗が2つほどあるため、島内におけるマクドナルドやハンバーガーの需要はそこそこあるのではないか、といいます。
担当者も「石垣島行った際、久しぶりに食べようかな~と思っております」と話しています。
■ 台湾と石垣島の店舗、直線距離にすると「かなりいい勝負」「実際に台湾へマクドナルドを食べに行こうとした島民はいましたか?」とうかがってみたところ「残念ながら聞いたことがありません」と担当者。一方で「台湾へ研修や修学旅行で行った方々がいたので、立ち寄ったかもしれません」とのことです。
石垣島店のオープンにあたり、担当者が改めて台湾と石垣島のマクドナルドの距離を調べてみたところ「かなりいい勝負」だったそう。
筆者が実際にGoogleマップ上で見てみると、与那国空港から「マクドナルド石垣島店」までは直線距離で約123キロ。
台湾で最も与那国島に近いと思われる「マクドナルド頭城青雲店」までは約125キロと、わずかな僅差でした。
本当にパスポートなしで行けるかどうかの違い、のようです。
石垣島から台湾へは7月17日からタイガーエア台湾の直行便が新たに就航開始となり、秋ごろにはフェリーの運行も予定。
また与那国島までは、那覇から直行便が飛び、石垣島から直行便とフェリー(週2便)が出ているとのこと。
担当者は「与那国島へお越しのついでに?日本(石垣島)と台湾のマクドナルドの食べ比べもできるかもしれません」と呼びかけています。
<記事化協力>
与那国町観光協会【公式】(@yonaguni_kanko)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025073106.html
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