ある日ビオトープをのぞいたら……招かれざる客の様子がXに投稿されました。記事執筆時点でこの動画の表示数は502万件を突破し、“いいね!”は1万2000件を超えています。自然の厳しさを感じる……!

【画像】衝撃の光景

 この動画を投稿したのは小林成彦さん。写真や映像で、自然と共に暮らす様子をXで投稿しています。今回紹介するのは、メダカの稚魚が泳ぐビオトープに訪れたある“お客様”の様子を撮影した動画です。

 動画は、小林さんが息子くんと管理しているビオトープから始まります。そこに、スイーっと近づくトンボの姿が。一見ほほ笑ましい光景に思えますが、実は衝撃的な事実が隠れていて……?

 トンボは、水面におなかの先をチョンとつけました。それを何度か繰り返し、横に移動して別のビオトープでも同じ行動をしています。

 これはもしや……産卵? 水に産卵するタイプのトンボは、このように飛びながら腹部の先を水に打ち付け、卵を生むのだそうです。小林さんは投稿で、「トンボさん! おやめください!」と焦った様子。なぜかというと……?

 このビオトープには在来ミナミメダカの稚魚がいるそうなのですが、実はトンボの幼虫であるヤゴは、メダカを捕食してしまうのです。小林さんは、息子くんに「止めたいけど止められないね」「どうしよう」と語りかけています。自然の摂理とはいえ、何とも言えない複雑な気持ちになりますね。

 この投稿のコメントには「トンボが来た喜びと悲しみ」「人間の都合よくいかない!まさに自然!」「これぞ自然の摂理」など複雑な思いが寄せられています。

 自然のままの環境を大事にするビオトープにトンボが飛来したのは喜ばしいことですが、メダカを守りたい気持ちもあり……悩ましいところですね。実は、ビオトープにトンボが産卵するのは例年通りのようで、小林さんは投稿への返信で、毎回稚魚を別の場所に移すのだと語っていました。

 小林さんはこの他にも自然と親しむ動画をXアカウント(@naru422)で数多く投稿しています。

画像提供:小林成彦(@naru422)さん

【画像】衝撃の光景