
カシオ計算機は7月30日、産婦人科向けのコルポカメラ「DZ-C100」とカメラスタンド「CST-100M」の台湾での販売を開始したと発表した。あわせて、画像管理ソフト「D'z IMAGE Viewer C」も提供する。
○日本国内では2022年3月から販売している子宮頸部観察・撮影用のデジタルカメラ
「DZ-C100」は、通常光・グリーン光・偏光の3種類の高精細画像をワンシャッターで同時に撮影できる子宮頸部観察・撮影用のデジタルカメラで、液晶モニター上でタッチした領域にピントを簡単に合わせる機能も備える。
カメラスタンド「CST-100M」を用いることで、観察したい位置へのカメラの移動や固定がスムーズに行えるため、効率的な撮影が可能となる。また、PCと連携して「D'z IMAGE Viewer C」を利用することで、高画質な撮影画像の確認や管理も容易に行える。販売は、同社の販売子会社である台湾カシオが担当する。
「DZ-C100」と「CST-100M」は、台湾の食品医薬品局(TFDA)においてクラスⅡの医療機器として承認されている。2022年3月に日本国内で販売を開始し、2023年9月には欧州、2024年3月には米国および豪州/ニュージーランドでも展開されており、今回の台湾での販売開始により、医療事業のさらなる拡大とグローバルな医療分野への貢献を目指すとしている。
(早川厚志)

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