
メタルバンド「アイアン・メイデン」のオリジナル・ボーカリスト、ポール・マリオ・デイさんが69歳で亡くなった。
【写真】歳をとって集合したメンバーたちの集合写真
Peopleによると、現地時間7月29日、彼がアイアン・メイデンの後に活動していたバンド、モアの公式インスタグラムにて発表されたそう。ステージでマイクを握るポールさんの写真に添え、「偉大なモアのボーカリスト、ポール・マリオ・デイの訃報に接し、深い悲しみに包まれています」と綴り、「ポールは初代アイアン・メイデンの時代から、もちろん、アルバムWarheadで見せた素晴らしいパフォーマンスに至るまで、NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメント)において大きな役割を果たしてきました」と続ける。
「彼は、英ロック界で広く愛され、AC/DCやホワイトスネイクと共演した1981年のモンスターズ・オブ・ロック、アイアン・メイデンやデフ・レパード、その他の伝説的なアーティストとのツアーをはじめ、記憶に残る数々の名ライブで演奏してきました」
「マイク・フリーランドも彼のことを『ものすごいボーカリストだ!』と評しています。彼の音楽を演奏し続けることが出来て光栄です。Warheadの最初の音を演奏する度に、彼の事を思い出すでしょう。ポールのご家族と友人、そして彼の音楽を愛した世界中にファンにお悔やみを申し上げます。彼の音楽を大音量で鳴らし、共に歌いましょう!」と締めくくった。
またアイアン・メイデンも30日に、公式インスタグラムを更新し、「1975年にアイアン・メイデンの初代ボーカリストを務めたポール・マリオ・デイが逝去されたことに、深く悲しんでおります。ポールの家族と友人に、心からのお悔やみを申し上げます。ポールは素敵な人で、良き仲間でした。ご冥福をお祈りします」とメッセージを送った。
ポールさんは19歳の時にベーシストのスティーブ・ハリスにスカウトされ、1975年12月にアイアン・メイデンに加入。翌年10月には脱退し、デニス・ウィルコックが交代したが、脱退前の5月、ロンドンで開催されたアイアン・メイデンの初コンサートは今も語り継がれている。その後、1980年にモアを結成し、翌年アルバム『Warhead」をリリースしたが、セカンドアルバムを待たずに脱退。ワイルドファイアのフロントマンを務めた後、1985年に再結成されたスウィートに参加。1986年にオーストラリアに移住し、DefacedやBuffalo Crowsといったメタルバンドで演奏を続けていたそうだ。
引用:「Iron Maiden」インスタグラム(@ironmaiden)

コメント