
JOYSOUNDより、最新のカラオケ事情を調査した「2025年上半期 年代別 アニソンカラオケランキング」が発表された。さらに、コスプレイベント「acosta!」ではリアルアンケートが実施され、カラオケで未配信だった楽曲の入曲も決定した。
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ランキングでは、若年層からシニア層まで、幅広い世代に親しまれているアニメソングや、
年代ごとの傾向が明らかに。なかでも注目は、TVアニメ『忘却バッテリー』のオープニング・テーマ「ライラック」で、10代・20代の若年層はもちろん、60代を含む全世代で上位にランクインし、2025年上半期を象徴する1曲となっている。
■「2025年上半期 年代別 アニソンカラオケランキング」発表

■若年層に刺さる“今”のアニソン王者はこの曲
Mrs. GREEN APPLEが手がけたTVアニメ『忘却バッテリー』のオープニング・テーマ「ライラック」が、10代〜30代の各世代で首位を独占。等身大の感情に寄り添う歌詞と洗練されたサウンドが共感を呼び、若年層を中心に圧倒的な支持を集めている。
また、真理を追い求める人々の姿を描いた重厚なストーリーで高い評価を受けたTVアニメ『チ。―地球の運動について―』の主題歌、サカナクションの「怪獣」も、神秘的かつ壮大な音楽性で作品の世界観を力強く支える一曲として、改めてその存在感を示した。
このほか、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニングテーマとして世界的ヒットを記録したCreepy Nuts(R-指定&DJ松永)の「Bling-Bang-Bang-Born」や、TVアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌として話題をさらったYOASOBIの「アイドル」など、近年ブレイクしたアニソンも軒並み上位にランクインしていた。
■懐かしの名曲から最新ヒットまで、世代で異なる“推しアニソン”
年代別に見ていくと、10代では映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌、秦基博の「ひまわりの約束」に加え、TVアニメ『炎炎ノ消防隊』のオープニングテーマ「インフェルノ」もTOP10入りし、Mrs. GREEN APPLEの人気の厚さがうかがえる結果に。
また、20代・30代では、2006年放送のTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌「God knows...」(涼宮ハルヒ C.V.平野綾)が上位にランクインするなど、青春時代を彩ったアニソンが今なお支持されている様子も見られ、世代ごとの“推しアニソン”の違いが浮き彫りになった。
■懐かしの名曲から最新ヒットまで!ミドル・シニア世代の“心に残るアニソン”とは?

40代では、10代〜30代と同様に「ライラック」(Mrs. GREEN APPLE)が首位を獲得する一方で、若年層とは異なる傾向が色濃く表れた。なかでも圧倒的な支持を集めたのが、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)。
1995年のリリース以降、劇場版の公開やパチンコ機とのタイアップなどで繰り返し話題となり、アニメを観たことがない人でも知っているほどの高い認知度で、まさに“カラオケの鉄板曲”として、世代を超えて愛される一曲。
また、アニメ『スラムダンク』のエンディング曲として知られるWANDSの「世界が終るまでは…」は、40代〜60代で共通して歌われており、長年にわたり支持され続けていることがうかがえる。そのほか、「タッチ」(岩崎良美)や、映画『天空の城ラピュタ』の主題歌「君をのせて」(井上あずみ)など、時を経ても色あせない名曲の数々がランクインした。
■懐かしさだけじゃない!ミドル世代にも届く“最新アニソン”の波
このような懐かしの名曲が並ぶ中で、注目すべきはTVシリーズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の主題歌「Plazma」。米津玄師が手がけたこの楽曲は、ガンダム世代である40代・50代の心をつかみ、上位にランクインした。
また、40代では『薬屋のひとりごと』の主題歌「花になって」(緑黄色社会)や、『メダリスト』の「BOW AND ARROW」(米津玄師)など、近年放送のアニメ楽曲もランクイン。往年の名作から最新ヒットまで、幅広い楽曲がランキング上に並ぶ結果となり、アニメソングの世代を超えた広がりが改めて浮き彫りとなった。
■「リアルに聞いた!本当に歌いたい曲- acosta!@池袋サンシャインシティ 編-」
こうした幅広い年代のニーズだけでなく、一人ひとりの“歌いたい”という声に応えるため、
現在JOYSOUNDでは、音楽イベントをはじめ、さまざまな音楽ファンが集う現場で直接インタビュー調査が実施中で、“今、心から歌いたい曲”をリサーチすることで、一人ひとりの“歌いたい”という熱い気持ちに応える取り組みを行っている。
6月にはアニメファン好きが集まるコスプレイベント「acosta!」で、JOYSOUNDスタッフがアンケートを通じて“本当に歌いたい曲”を調査。171名から236曲もの楽曲が寄せられ、その楽曲の多くは、すでにJOYSOUNDで歌えるものだったが、中には未配信の楽曲も含まれており、その一部が今回新たに配信された。
現地では、「初めてオタ活をやったときの思い出の曲」(アニメ『けいおん!』/放課後ティータイム「ふわふわ時間」、「スラムダンクは我が青春の全てといっても過言ではありません。」(アニメ『スラムダンク』/BAAD「君が好きだと叫びたい」)など、熱量の高いファンならではの“リアルな声”が多数寄せられた。
URL:https://www.joysound.com/web/s/pr2025/zenryoku/utaitai/acosta/
※ランキング集計期間:2025/01/01~2025/06/30、(株)エクシング調べ

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