
【MLB】レッズ 5—2 ドジャース(7月30日・日本時間31日/シンシナティ)
ドジャースの大谷翔平投手がレッズ戦に「2番・投手」で先発登板。初回、いきなり無死二塁のピンチを招くも、驚異的なスイーパーで空振り三振を奪い、実況・解説陣を唸らせた。
初回、先頭打者ラックスに二塁打を許し、いきなり無死二塁のピンチを背負った大谷。続く2番マクレーンとの対戦はフルカウントまでもつれた。迎えた7球目、大谷が選んだのはスイーパー。ベースから大きく横に滑る変化に、マクレインのバットは空を切り、空振り三振に仕留めた。
この投球、MLB公式データサイト「ベースボール・サバント」のデータによれば、球速は88.1マイル(約141.8キロ)、スピン量2587rpm。横の変化量は10インチ(約25.4センチ)、縦の落差は33インチ(約83.8センチ)を記録。まさに「落ちて滑る」理想的な軌道で、打者からすれば“消える魔球”に近い印象を受けたかもしれない。
この試合の解説を務めた元メジャーリーガーの長谷川滋利氏も「いい球ですね。めっちゃ腕振れてますね。もちろん変化球もそれに付随して良くなりますね」と称賛。キレと腕の振りが完璧に一致した“理想形”ともいえる変化球だった。
中継の視聴者からも「スイーパーいいなやっぱ」「今のスイーパーええっぐ」「すげー曲がりだな」など称賛の声が相次いだ。初回からスイーパーで魅せたこの日の大谷は、今季初となる4回のマウンドにも上がったが、4回途中でアクシデントにより無念の降板。しかし、初回から見せた異次元のキレは、短い登板ながらも十分なインパクトを残していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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