『Jリーグインターナショナルシリーズ2025』の第2戦が31日に行われ、U-15 Jリーグ選抜とリヴァプールFC U-15が対戦した。

 次世代を担う若き才能が激突する今回の『Jリーグインターナショナルシリーズ2025』。同試合は「サッカーの水準向上と、国際社会との親善および交流の促進」を目的として開催が決定された。トップチームが来日中であるリヴァプールU-15チームが、U-15 Jリーグ選抜と『味の素フィールド西が丘』で対戦。なお、29日に行われた第1戦ではJリーグ選抜が1-0で勝利しており、今回はその第2戦となる。

 第1戦と同じく立ち上がりから激しい展開となった試合は、14分にJリーグ選抜が決定機を作り出す。リヴァプールがゴールキックからビルドアップを試みるが、稲田凌久が中盤でインターセプトに成功。Jリーグ選抜がパスを繋ぎながら左サイドに散らし、伊藤航が浅い位置からボックス内にボールを送る。しかし、抜け出した三原大虎がシュートを放ったものの、GKハリー・リー・フリスにストップされた。

 後半はリヴァプールが主導権を握ったが、59分にJリーグ選抜がビッグチャンスを創出。前線からプレッシャーをかけた太田凛空がボールを奪い、素早くショートカウンターに転じる。だが、味方からリターンを受けた太田のシュートは惜しくも左ポストに直撃。さらに、跳ね返りを廣山濯が狙うが、ボールは枠を外れた。

 そんななか、62分にJリーグ選抜がスコアを動かす。リヴァプールのDFジェイフェクト・ガランが出したバックパスが乱れ、阿部圭吾が激しくGKにプレス。GKリー・フリスの対処がミスとなり、ボールをカットした阿部が冷静にゴールへ流し込んで先制点を挙げた。76分にはカイ・モーラルのミドルシュートがJリーグ選抜を脅かしたものの、GK大屋湊亮がビッグセーブを披露する。

 アディショナルタイムには柿沼伶音が追加点を決め、そのまま試合は2-0で終了。Jリーグ選抜が勝利を収め、第1戦に続いて連勝を飾った。

【スコア】
U-15 Jリーグ選抜 2-0 リヴァプールFC U-15

【得点者】
1-0 62分 阿部圭吾(U-15 Jリーグ選抜)
2-0 80+4分 柿沼伶音(U-15 Jリーグ選抜)

U-15 Jリーグ選抜を率いる川井健太監督 [写真]=J.LEAGUE