千代田化工建設株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長:太田 光治、以下「千代田化工」)、千代田エクスワンエンジニアリング株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長:伊藤 卓、以下「CXO」)、日鉄エンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石倭 行人、以下「日鉄エンジニアリング」)およびENEOS株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 敦治、以下「ENEOS」)の4社メンバーからなる『合成燃料1BD実証研究装置建設チーム』が、2025年度エンジニアリング奨励特別賞を受賞しましたので、お知らせいたします。同賞は、実用化が期待される先駆的技術の開発に顕著な功績のあった事業を対象として、一般財団法人エンジニアリング協会が行っている表彰です。

受賞案件の概要は、以下の通りです。

【第17 回エンジニアリング奨励特別賞≪実プロ化が期待される先駆的技術≫】

  • 名称 :合成燃料 1BD 実証研究装置建設チーム

  • 代表者:信田 政人(千代田化工建設株式会社)

  • メンバー67名(千代田化工 16名、CXO 18名、日鉄エンジニアリング 6名、ENEOS 27名)

本チームで建設した実証プラントは、原料から合成燃料を一貫製造できる日本初のプラントであり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「グリーンイノベーション基金」の支援※1のもとENEOS中央技術研究所(神奈川県横浜市)内に2024年6月に完工し、実証運転を実施しています。実証プラントの製造規模は、1BD(バレル/日)です。

今回の受賞に際しては、全体のプロジェクトマネジメントを担当した千代田化工およびCXO、ライセンサーとしてFT反応※2設備の基本設計等を担当した日鉄エンジニアリング、そして発注者のENEOSによるOne Teamでの取り組みにより短期間での設備完成および安定運転を達成したこと、また製造した合成燃料ガソリン・軽油が大阪・関西万博での走行実証等で活用されていることが、実用化が期待される先駆的技術として評価いただけたものです。

今後も各社ともに、合成燃料の社会実装に向けた取り組みに挑戦してまいります。

※1 CO2からの合成燃料製造技術開発がNEDOの「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に採択

※2 一酸化炭素と水素(合成ガス)から触媒反応(Fischer-Tropsch 反応)を用いて液体炭化水素を合成する一連の過程。

<合成燃料製造実証プラント全体像>


ENEOS提供画像)

7月22日に開催された表彰式の様子>


表彰の詳細は一般財団法人エンジニアリング協会のホームページをご覧ください。

【参考】

配信元企業:日鉄エンジニアリング株式会社

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