
第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)・決勝が31日に『ニッパツ三ツ沢球技場』で行われ、鹿島アントラーズユースががベガルタ仙台ユースを3-0で下し、初優勝を飾った。
全国9地域の代表32チームによって争われるU-18年代の“クラセン”は、それぞれA〜Hまでの8グループに分かれてグループステージを戦った後、各組1位のチームがノックアウトステージへ進出。以降は一発勝負のトーナメント形式で争われる。いわば、U-18年代のクラブチームサッカーの頂点を決める大会だ。
今大会、鹿島ユースはAC長野パルセイロU-18、ジュビロ磐田U-18、ジェフユナイテッド千葉U-18と同居したBグループを3戦全勝で首位通過すると、準々決勝ではヴィッセル神戸U-18を5-3、準決勝ではFC東京U-18をPK戦の末に破り、決勝まで駒を進めた。対する仙台ユースは、川崎フロンターレU-18、ファジアーノ岡山U-18、V・ファーレン長崎U-18と同居したGグループを2勝1分の成績で終え、準々決勝では京都サンガF.C.U-18をPK戦の末に撃破。準決勝では名古屋グランパスU-18を2-0で破り、決勝まで駒を進めた。
そんな両チームによる決勝は18分、ペナルティエリア手前の位置でセカンドボールを拾った福岡勇和が狙い澄ましたミドルシュートを叩き込み、鹿島ユースが先手を取る。前半終盤に差し掛かった37分には、平島大悟が左サイドから上げたクロスボールを、頭で合わせた髙木瑛人が、GKの頭上を超えるヘディングシュートを沈め、鹿島ユースが2点をリードして前半を終えた。
後半に入ると、53分に鹿島ユースが決定的な3点目をゲット。岩土そらとのパス交換から、左サイドを破った平島大悟が中央へ折り返し、最後は中川天蒼がヘディングシュートをねじ込む。鹿島ユースが3点をリードしたまま80分+アディショナルタイムが経過し、タイムアップの笛が吹かれた。
この結果、鹿島ユースが第49回大会のクラセン王者に決定。26回目の出場にして、初優勝を果たした。
【スコア】
鹿島アントラーズユース 3-0 ベガルタ仙台ユース
【得点者】
1-0 18分 福岡勇和(鹿島アントラーズユース)
2-0 37分 髙木瑛人(鹿島アントラーズユース)
3-0 53分 中川天蒼(鹿島アントラーズユース)

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