
大和ハウス工業株式会社は、2025年8月1日、広島県福山市で初めて(※1)のマルチテナント型物流施設(※2)「DPL広島福山北」を着工します。
※1.日本ロジスティクスフィールド総合研究所調べ。
※2.テナント企業が複数入居可能な物流施設のこと。
【「DPL広島福山北」イメージパース】
EC(電子商取引)事業者や消費財を扱う小売業者などの入居を想定したマルチテナント型物流施設は、自社専用に建設するBTS型物流施設(※3)と比べ、事業開始までの期間を短くできるため、昨今の物流業界における市場環境の変化に合わせた幅広い物流ニーズに応えることができます。
当社は、企業の物流ニーズに応じて、独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を展開しており、BTS型物流施設に加え、マルチテナント型物流施設を全国各地に開発しています。広島県では、2017年に「DPL広島五日市港」を、2021年に「DPL広島観音」を開発してきました。
そしてこのたび、県内でも物流施設の立地を促進する福山市において、市内初となるマルチテナント型物流施設「DPL広島福山北」を開発することとしました。当施設は、最大6テナント、最小約5,000平方メートル から入居可能で、一棟全体を専有することもできます。
今後も当社は、お客さまのニーズに合わせた物流施設の展開を進め、物流施設を検討している企業に対して誘致活動を行っていきます。
※3.Build to Suitの略で、特定のお客さま専用の物流施設のこと。
●ポイント
1.複数の幹線道路に至近した交通利便性の高い好立地
2.テナント企業のニーズに柔軟に対応できる設備
1.複数の幹線道路に至近した交通利便性の高い好立地
「DPL広島福山北」は、広島県福山市の福山北産業団地第2期事業地に位置し、山陽自動車道「福山東インターチェンジ」から約11kmという立地です。山陽自動車道および中国自動車道への接続が容易であり、広島県内はもとより、中国エリアへの広域配送にも対応可能な立地です。また、西瀬戸自動車道や瀬戸中央自動車道など複数の幹線道路にも容易にアクセスできるため、四国エリアへの配送にも適しています。
また、福山北産業団地には今後、工場などが建設される予定であるため、当施設は製造拠点に隣接する立地を活かした効率的な物流体制の構築を支援することが可能で、製造部品の一時保管所などとしても需要が期待できます。

2.テナント企業のニーズに柔軟に対応できる設備
当施設は、地上2階建て、延床面積が37,151.94平方メートル で、最大6社のテナント企業が入居可能なマルチテナント型物流施設です。1階には、建物の両側に高床式と低床式のバースを備える両面バースを採用しており、トラックの運搬方法に応じて効率よく荷役作業を行える体制を整えています。

●大和ハウス工業の物流施設事業について
大和ハウス工業の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして製造施設、医療・介護施設、オフィスなどさまざまな事業用建築を手がけるとともに、物流施設3,000棟以上を開発してきました。
2002年以降は、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案から維持管理に至るまで、お客さまの事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を開始。不動産や金融など各分野のパートナーを組み合わせ、自社保有・ノンアセット・不動産流動化など物流不動産ソリューションを展開しています。
これまでも「Dプロジェクト」では、特定企業向けの物流倉庫であるオーダーメイド型のBTS型物流施設に加え、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型を展開し、全国で351棟・総延床面積約1,431万平方メートル の物流施設の開発を手がけてきました。(※4)
※4.2025年3月31日現在。施工中・売却物件含む。
■建物概要
名称:「DPL広島福山北」
交通:山陽自動車道「福山東インターチェンジ」より約11km、JR福塩線「万能倉駅」より約3km
敷地面積:42,829.56平方メートル (12,955.94坪)
建築面積:19,087.79平方メートル (5,774.06坪)
延床面積:37,151.94平方メートル (11,238.46坪)
賃貸面積:35,152.15平方メートル (10,633.52坪)
最大6テナント、1区画の面積約5,000平方メートル (1,500坪)から入居可能
構造・規模:鉄骨造・耐震構造・地上2階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計・施工:大本組・GEN設計 特定建設工事共同企業体
着工日:2025年8月1日
お客さまお問い合わせ先:岡山支店建築営業所 086-244-4272
※ 記載の内容は、今後変更となる可能性があります。
配信元企業:大和ハウス工業株式会社

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