

古代文明において、人類はその歴史を石造や絵画に刻み現代に残してくれた。我々はその遺物から当時の人々の生活をひも解くことができる。
世界最古の文明であるとされてきた、メソポタミア文明の中では「ミステリーバッグ」と呼ばれる、謎のカバンのようなものをかたどった数多くの石造や石碑が発見されている。
だがそれだけではない、ほぼすべての古代文明で、この謎のカバンを模した石造や彫刻が発見されているのだ。時代も場所も違うのに、なぜ同様のアイテムがこうも頻繁に登場するのだろう?
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メソポタミア文明に登場するカバンを持つ神々
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メソポタミア文明は、ティグリス川とユーフラテス川流域のメソポタミアに生まれた世界最古の文明である。

大河を利用した灌漑農業を行っており、紀元前3500年頃から人口が急激に増え、楔形文字が使われ、青銅器が普及した。紀元前3000年頃からシュメール人による都市国家が形成された。
シュメールの人々が描いたアヌンナキ(神々の集団)の姿はカバンを持った状態で描かれる事がある。

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これらの神々は旧約聖書ではネフィリムと呼ばれている。カバンは”生命の樹”の元となった樹と何らかの関係があると考えられており、この樹は空と地下を結ぶ物だとされている。樹はこの世に想像された全物質を繋ぐものだと信じられていたのだ。


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古代エジプト文化ではアンク(エジプト十字)
また古代エジプトではアンク(エジプト十字)の記号がカバンと同じような用途を担っているようだ。アンクはエジプト神話において生命の象徴である。アンクもカバンも両方手に持つことから、その関連性は高いのかもしれない。

メキシコやインドネシアの古代文明にも登場するカバン
メキシコの古代文明でも数多くのカバンが登場する。
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また、インドネシアでもカバンを持った石造や石碑が多く発見されている。

なぜ世界規模でカバンが流行したのか?
世界各地の古代文明の中に頻繁に登場する謎のカバン。いったいこれは何を意味するのだろうか?
当時「神」と呼ばれていた存在が、全古代文明の人々に同一の知識を与えていた、とでもいうのだろうか?とても興味深い現象である。




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