
二宮和也が、9月13日に都内で開催された映画「8番出口」大ヒット御礼舞台あいさつに登場。公開から約2週間で観客動員177万人、興収24.9億円の大ヒットを感謝した。
【写真】リクエストに応えて「8」のパネルから顔を出す二宮和也
■全国5都市でファンミーティング「無事にたどり着けるよう頑張ります」
同作は、「地下鉄の通路を進み、“異変”が見つかれば引き返す」「1番出口、2番出口…と進み、8番出口に到達すれば脱出成功。ただし異変を見落とすと最初に戻される」という独特なゲーム性が話題を呼び、口コミや実況動画などを通じて人気が拡大。累計販売本数200万本を超える世界的ヒットとなった、インディーゲームクリエーター・KOTAKE CREATE氏によるゲームを原作に、実写映画化されたもの。
実写映画は二宮が主演を務め、小松菜奈や河内大和が出演しており、「百花」(2022年)などで知られる川村元気監督がメガホンをとった。
「皆さんも気になっているかと思いますけど、無事に出られましたんで、安心してください!」と、作品にかけてちゃめっ気たっぷりにあいさつした二宮。
本作も大ヒット中だが、二宮個人としても9月から10月にかけて全国5都市で開催される自身初のファンクラブイベント「OFFICE NINO HOLDINGS FAN MEETING 2025 Show Case」が大盛況で、愛知と福岡でのイベントを終えた感想を「嵐で2019年に全国を回って以来、愛知や福岡に(ファンの方に)会いに行くのは6年ぶりだったので懐かしくて。歓迎していただいて本当に助かりました」と、温かく迎えてくれたファンに感謝を述べた。
今後も北海道、大阪、そして東京と続くが「本当に無事にたどり着けるよう頑張ります」と宣言し、「最近大変じゃない?横山(裕)とか、たどり着かなかったんでしょ?あれを見てビックリしちゃって、俺もゼロじゃないなと」と、9月11日にSUPER EIGHTの横山裕が、大雨の影響による交通機関の乱れで「EXPO 2025 大阪・関西万博」のEXPOアリーナ「Matsuri」にて開催のスペシャルイベント「横山万博」を欠席したことに触れ、気を引き締めた。
横山の場合はSTARTO ENTERTAINMENTの関西出身アーティストが集結した“横山会”によるイベントということもあり、二宮は「横山会のメンバーがいたから何とかみんなが盛り上げてやれたけど、僕の場合は本当に“ファンだけミーティング”になっちゃうから、それだけは避けたいなと。そうならないように、無事にたどり着けるよう頑張ります!」と約束した。
■「僕の作品の中でも一番僕が出ている時間が長い作品」
東宝配給の映画「8番出口」は、二宮が脚本協力としても携わっていて「僕の作品の中でも一番僕が出ている時間が長い作品」という主演作。
撮影は2024年末に行われ、クランクアップから公開までの8カ月をあらためて振り返って「良かったですよね。本当に一歩間違えば“東宝出禁”ですよ。いろんな方々が現場を見に来てくださいましたけど、『映像化したらどうなるんだろうね?』って映像のプロの人たちが言いながら帰っていくんです。『楽しみだね』とは言ってくれるけど、どう楽しんだかは分からないです。ただ、こっちに転んで良かったよね、って思っています」と無事に公開され、作品の世界観を含め国内外から大きな反響を呼んでいる現状に安堵(あんど)した。
さらに、蓋を開けてみれば8月29日に全国407館(IMAXを含む)で公開され、3日間(8月29日~31日)で観客動員67万1840人、興行収入9億5391万900円を記録し、3日間の興行収入で2025年公開の実写映画1位の好スタート。その後も数字は伸び続け、9月12日までに177万人動員、興行収入24.9億円という大ヒットを記録している。
これを受け、観客から拍手で祝福された二宮は「いや~ありがとうございます!これで、もう二宮は堂々と東宝の正面入口から入れることが確定しました。裏口から『すみません』じゃなくて、正面入口から堂々と行けるぞ、と」と冗談交じりに喜びを語りつつ、「これから10年、20年たって振り返ったときに、かなり大きな“点”になっているのではないかなと思いますね」と、俳優として大きなターニングポイントになった作品であることも伝えた。
映画「8番出口」は全国公開中。
◆取材・文=森井夏月(STABLENT)



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