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明日16日(火)は、秋雨前線が途切れますが、それも一時的。17日(水)~18日(木)にかけて前線が日本列島を通過するため、広い範囲で雨となり北陸など日本海側で大雨の恐れ。この雨を境に、猛暑日地点はゼロとなり厳しい残暑は収まる見込みです。

15日は猛暑日急増 今夜にかけてゲリラ雷雨に注意

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3連休最終日の今日15日(月・祝)は、東海~九州の31地点で最高気温35℃以上の猛暑日となりました。全国1位は三重県桑名市で36.9℃。名古屋35.6℃、京都35.0℃、日田(大分)35.1℃など。猛暑日の日数は、名古屋は51日目、京都は60日目となり、過去最多記録を更に更新。日田(大分)は61日目となり、国内歴代最多記録である大宰府(福岡)の62日に迫る記録となりました。

その他、東京都心は30.5℃、仙台26.6℃、札幌28.5℃などとなっています。

気温の上昇や湿った空気の影響で、午後は九州~関東で局地的に雨雲や雷雲が発達しています。1時間雨量の日最大値は、太宰府(福岡)で57.5ミリ(14:33まで)、広島市三入56.0ミリ(9月1位:14:45まで)など、滝のような非常に激しい雨を観測しました。

今夜にかけて九州~関東では内陸や山沿いを中心に、急な激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意・警戒が必要です。

17日(水)~18日(木) 日本海側中心に大雨の恐れ

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明日16日(火)は、秋雨前線はいったん途切れますが、それも一時的。17日(水)~18日(木)は秋雨前線が日本列島を通過する見込みです。このため九州~北海道の広い範囲で雨が降り、北海道や東北の日本海側、北陸では大雨の恐れがあります。

先日9日(火)~12日(金)は停滞する秋雨前線の影響で、10日(水)は長崎県熊本県線状降水帯が発生。11日(木)は東京都神奈川県など首都圏で猛烈な雨が降り、川の氾濫や浸水の被害がでました。

今回は雨雲の動きは比較的早いですが、前線が通過するタイミングで雷を伴った強い雨が降る可能性があるため警戒が必要です。

雨を境に猛暑日ゼロへ

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この先18日(木)頃までは九州~関東で最高気温35℃以上の猛暑日の所があるでしょう。名古屋は18日(木)にかけて猛暑日予想で、過去最多記録を更に更新しそうです。東京都心も18日(木)は36℃予想と、猛暑日の最も遅い記録に並ぶ可能性があります。

猛暑日の日数の国内歴代最多記録は、太宰府(福岡)の62日(2024年)です。この先、京都や日田(大分)では、国内歴代記録を更新する可能性があります。

19日(金)以降は、秋雨前線が本州付近に停滞しやすく、西日本~東日本は曇りや雨の日が多いでしょう。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、20日(土)の彼岸の入りに合わせるかのように、猛暑日はなくなりそうです。最低気温は東京で20℃くらいまで下がり、朝晩は羽織る物がほしいくらいとなりそうです。

今週前半は「猛暑」、後半は「寒暖差」に注意が必要です。

17日~18日は全国的に雨で北陸など日本海側では大雨の恐れ 雨を境に猛暑日ゼロへ