
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「マンガUP!」で連載中の『変わり者の底辺貴族、お人好しが高じてただ一人の宝石獣使いになる~宝石に意思を宿す才能に目覚めた僕は、友達と一緒に七つの秘宝を探す旅に出ます~』(原案:日之影ソラ/原作:白沢戌亥/作画:小祭たまご/構成:神田タイキ/スクウェア・エニックス刊)の第1話『宝石獣復活』を紹介する。作画の小祭たまごさんが、8月11日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、原案の日之影ソラさんと作画の小祭たまごさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■頑張って認めてもらうことを願うアルマ
石集めにハマっているアルマはぴかぴかした石を見て、自分もそんな石のように光り輝けることを夢見ている。そんなある日、石集めに行こうとしていたアルマのもとへ兄がやって来た。
格好から石集めに向かうことに気づいた兄は、アルマに宝石の鉱脈がある場所を伝える。しかし、兄の表情には何やら含みがある様子。その後、兄に言われた場所へ向かったアルマだったが、石集めに夢中になっているといつの間にか辺りは暗くなっていた。帰ろうとしたそのとき、背後にはヒュドラが現れ…。
本作を読んだ人たちからは、「前向きに頑張ってほしい」「家族がひどい」「宝石獣がかわいい」「アルマが清々しい」など、多くのコメントが寄せられている。
■ヒュドラから守ってくれたのは大切にしていた宝石
⚫︎原案・日之影ソラさん
――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
漫画家さんの絵柄を見た際に動物たちを可愛く、魅力的に描いていただけそうだと感じました。そこをコンセプトにして話をつくっていきました。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
自分ではなく、 読者視点で面白いかどうかを大事にしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
少しでも長く続いてくれる作品にできるよう 頑張っていきます。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
今後とも本作を楽しみに待っていてください!
⚫︎作画・小祭たまごさん
――宝石獣ルビーの登場シーンが非常に印象的でした。時間をかけて描いたシーンやパーツがありましたらお教えください。
目です。出来る限りキラキラした目を描こうとしました。穏やかでマイペースな感じの子だと思っているので、体も含めて全てが優しげに見えるようにデザインしました。
――ヒュドラとの交戦シーン、特にヒュドラの動きに躍動感がありハラハラしました。躍動感を出すために意識していることやこだわりはありますか?
少年漫画らしさのある背景を意識してましたが、アシスタントさんの力が大きいです。小祭の下書きやラフからやってもらったシーンで…処理が足りないと思ったところにはトーンを足しましたが殆ど文句なしの少年漫画らしい意識の背景をはじめからいただけたので、アシスタントさんに感謝してます。
――本作で特に気に入っているシーンがありましたら理由とともにお教えください。
1話最後の1頁前のシーンで、旅立ちのシーンです。アルマは家庭環境に恵まれていないのに別れ旅立つときも少し涙を流していて(ラストの1頁前頁のラスコマ、アルマとルビーの横顔のシーン)、 本当に優しい子なんだと思いながら描きました。以降の話も愛のある少年だと思いながら描くキッカケになったシーンです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
4話に向かってメインとなる主人公とヒロイン、宝石獣たちの関係性がグッと仲良くなるので、そこまで見ていただけると幸いです。2体目以降の宝石獣も楽しくデザインさせていただいてますので、そちらも楽しみにしていただけましたら幸いです。



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