

米国とソ連は冷戦時代、いつでも敵に壊滅的な打撃を与える準備をしながら、互いに「核のボタン」を握っていた。冷戦時代を終えた現在でも、米大統領は、米国法に基づき、自国に危機が迫った場合、世界の半分を徹底的に破壊する決定を13分以内に承認しなければならないそうだ。そしてその決定がいったん下されると、地上の核ミサイルの発射準備に関する大統領令と弾頭発射までの時間は3-4分以内で行われるという。
ソース:米国は世界の破壊を13分で決定する: The Voice of Russia[https://web.archive.org/web/20121031222232/http://japanese.ruvr.ru:80/2012_07_11/beikoku-sekai-no-hakai-juusanpun-de-kettei/]
米国のマスコミを信じるならば、冷戦終結から20年以上が経過した今も、米戦略軍の大部分は従来どおり、米大統領の最初の指示に従って敵を攻撃する準備をしている。
米戦略軍のジェームズ・カートライト元司令官は今年、「13分の規則」を見直すよう提案した。カートライト氏は時間を延長する必要があると述べ、大統領が核戦争の開始に関する決定を承認するためには24時間から72時間が必要だとの考えを表した。カートライト氏によると、多くの役人が同様の見解を持っているという。一方で米軍のロバート・ケーラー大将は、そのような決定の承認は国の安全保障に深刻な損害を与える恐れがあるとの見方を示している。

ワシントンポスト紙は、ロシアがミサイルの実戦配備を解除することはないため、米政府がこの問題において「平和主義」を選ぶことはないだろうと指摘している。
米国とロシアは現在、1800基の弾頭を実戦配備している。
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