10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイトを運営するワカモノリサーチ(東京都杉並区)が、全国の現役高校生を対象とした「自分の父親・母親の呼び方」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

海外ドラマの影響」による呼び名も?

 調査は2025年7月22日から8月4日、全国の現役高校生を対象に、インターネットリサーチで実施。862人から有効回答を得ています。

 全回答者に「自分の母親のことを何と呼んでいるか」と聞いたところ、最多回答となったのは「ママ」(56.3%)で、過半数超えの結果となりました。次いで「お母さん」(33.4%)、「その他」(6.8%)と続いています。

「ママ」と回答した高校生からは「小さい頃から呼んでいて今さら変えられない」「兄弟もママと呼んでいるので合わせている」「お母さんに変えるタイミングを失った」などの声が集まり、「ママ→お母さん」に変えられなかったケースが多いことがうかがえます。

 一方で「ママの響きがかわいいから」といったかわいらしさによるものや、「ママは距離が近く感じる」「ママと呼ぶと安心する」など、心理的な側面に関するコメントも集まりました。

「お母さん」と呼ぶ高校生からは、「ママは子どもっぽいから」「人前でママと呼ぶのは恥ずかしいから」「親に『お母さんと呼びなさい』と言われていた」「フォーマルでもカジュアルでも使える無難な呼び方」といった意見が寄せられ、成長に伴う恥ずかしさや、社会性を意識する声が目立ちます。

 また、「その他」と回答した高校生からは「かあちゃん。かわいいから」「“おかん”と呼ぶと親しみやすいから」「マミー海外ドラマの影響でそう呼ぶようになった」「母を“かか”と呼んでいる。昔からの家の習慣」といったさまざまな呼び名が上がり、各家庭の個性が垣間見える結果となりました。

 調査結果を受けて、同社は「今後、さらに社会の価値観が変化していく中で、現役高校生たちがどのような呼び方を選択していくのか。その変化を見ていくことで、家族観や世代感覚を知る手がかりになるのかもしれません」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

現役高校生の「母親」の呼び方は?