10月1日にXで公開された漫画「ちいかわ」にて、ハチワレちいかわに振る舞った“暗殺者チャルメラ”。その名の通り、インスタントラーメンの金字塔「チャルメラ」をアレンジした料理です。

 簡単に作れてしまう手軽さから、ファンの間で「これは再現してみたい!」と話題に。作品のいちファンである筆者としてもこれは見逃せません。ということで、早速作ってみることにしました。

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 漫画に描かれている通り、用意したのは以下の4つ。

【材料】一人分
チャルメラ(しょうゆ味)……1袋
・パックトマトジュース……200ml
・水……300ml
・粉チーズ……適量

 分量については細かくかかれていなかったので、用意したトマトジュースの容量にあわせて水の分量を決めました。通常のチャルメラは500mlのお湯で作ることに対し、用意したトマトジュースが195mlだったので……5mlは目をつぶって200mlということに……。水300mlで調理しています。(買ったあとに195mlということに気がつきました)

 加えて、おそらく元ネタであろう「暗殺者パスタ」の調理方法に倣い、鍋ではなくフライパンで調理します。

■ 簡単調理で大幅アレンジ

 材料が準備できたら、まずはフライパントマトジュースと水を入れ加熱します。沸騰したら乾麺を投入。

 フライパンを使うと多くの場合は、スープのかさが浅いと思いますので、都度麺をほぐしましょう。赤いスープで麺が泳ぐ姿は、見慣れたインスタントラーメンとはまるで別物です。

 ある程度麺がほぐれたら、粉末スープを加えて混ぜ合わせます。

 器に盛りつけ、仕上げに粉チーズをたっぷり振りかけて完成。

 調理中から漂うトマトの香りとチーズのコクが、否応なしに食欲を刺激してきます。これは楽しみ!

■ 様変わりしたチャルメラにびっくり 

 ひと口すすった瞬間の率直な感想としては、「これ、本当にチャルメラ!?」とびっくり。

 トマトジュース由来の濃厚な酸味がベースになり、縮れ麺と粉チーズがしっかり絡んで、風味とコクが完全にイタリアンのそれに様変わりしています。

 そこにチャルメラ特有の粉末スープの風味がほのかに残っていて、懐かしさと新しさが同居。洋風アレンジでありながら、日本人好みの味に仕上がっています。

 ある程度食べ進めたところで、さらに商品付属の「秘伝のスパイス」を振りかけると、コショウのピリッとした刺激が加わり、一気に本格派へ。

 これなら「暗殺者」の名に恥じないパンチ力でしょう。食べるペースがさらに速まり、一気に完食してしまいました。ごちそうさまでした。

 ちいかやハチワレたちの生活に思いを馳せてみては?

 「暗殺者チャルメラ」と聞くとやや物騒な響きではあるものの、その味は大当たり。普段のインスタントラーメンが、わずかな工夫でここまで変化するとは思いませんでした。

 なにより、原作ファンにとっては漫画に登場した料理を食べることで、ちいかわハチワレたちの生活を追体験できることが、最高のご褒美でしょう。

 友だち思いで努力家なハチワレの料理は、これまでも何度か話題になってきましたが、今回も間違いなしの出来栄えです。原作ファンにはもちろんのこと、それ以外の方にもぜひ一度試してみてほしいアレンジレシピでした。

<参考・引用>
ちいかわ アニメ火金(@ngnchiikawa

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100601.html
ハチワレ特製「暗殺者のチャルメラ」を再現 トマトと粉チーズでインスタントラーメンが大変身