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台風22号が発達しながら太平洋側に近づく可能性があります。近畿から関東では9日(木)を中心に雨が降り、風も強まるおそれがあります。
一方で北海道の上空にはたびたび寒気が流れ込み、山で雪が降る日もありそうです。

関東は9日ごろ雨や風が強まるおそれ 北海道は季節前進

関東から近畿は9日(木)を中心に、台風22号の影響を受けるおそれがあります。広い範囲で雨が降るでしょう。また台風の進路によっては、風も強まり、荒れた天気になるおそれがあります。その後も関東では天気がぐずつく見込みです。
東海や近畿では10日(金)以降は晴れる日が多くなり、日中の気温は25℃以上。昼間はまだまだ半袖が活躍しそうです。

九州や沖縄ではこの先、晴れる日が多く日中は30℃以上の日も多くなります。10月も中旬に差し掛かりますが、熱中症には注意が必要です。

一方で北海道では、足踏み状態だった季節の歩みが、ここにきてようやく進みそうです。8日(水)は広く雨が降り、風も強まります。この雨を境にして、9日(木)は北海道の上空に寒気が流れ込みます。山では雪が降り、積もる可能性もあります。特に峠道を運転される方は、冬用タイヤの準備を進めた方が良さそうです。また日中は、秋本番の肌寒さが続く見込みです。

台風22号は「非常に強い」勢力へ 太平洋側では雨や風が強まるおそれ

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台風22号は今日6日午後3時現在、父島の南西を時速15キロで北西に進んでいます。また風速25メートル以上の暴風域も伴っています。

台風は海面水温の高いところを進むため、今後も発達します。明日7日には「強い」勢力に発達。その後進路を次第に東寄りに変え、9日(木)には「非常に強い」勢力にまで発達しそうです。台風の中心が70%の確率で入る予報円は、一部、東海から関東の太平洋側にかかっています。予報円の最も北側を通った場合は、近畿から関東の広い範囲が暴風域に入るおそれがあります。9日(木)を中心に雨や風が強まるおそれもあります。

一方で進路を東に変える9日(木)以降の予報円がまだ大きいです。台風の進路によっては大きく影響が変わってきます。今後の台風情報のご注意ください。

10月も海面水温が高い状態続く 台風は発生・発達しやすく

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台風が発生・発達する条件の一つとして、海面水温が26℃から27℃以上であることが必要とされています。昨日5日の時点で日本近海の海面水温は30℃以上とかなり高くなっています。台風が発生・発達しやすくなっています。

また先月30日に気象庁から発表された「海面水温・海流1か月予報」によると、向こう一か月は、日本近海の海面水温は平年より高く、場所によっては平年よりかなり高い見込みです。

この10月も台風が発生しやすい状態が続きそうです。また発生した台風は日本の近くでもさらに発達することも考えられます。台風が急に発生し、近づいてきても慌てないように、避難場所や備蓄品などを今一度確認しておくとよさそうです。

9日(木)ごろは太平洋側で台風の影響が出るおそれ 北海道は山で雪が降る可能性も