

犬猿の仲と昔からいいまして、猿と犬は仲が悪いと言う噂なんかありましたけど、実際はそうでもなくて、猿が本当に嫌いなのはヤギさんだってことがわかってきたみたいなんだ。
ニホンザルによる食害が深刻な果樹園でヤギをつなぎ飼いしたところ、サルが近付かなくなる効果があることが、福島県の南会津農林事務所の実証実験で分かったそうなんだ。ヤギというよりか、どうやらヤギの体臭が猿には苦手なんだそうだ。
【サルはヤギが嫌い!? 果樹園で実証実験】[https://web.archive.org/web/20090430225724/http://mainichi.jp:80/select/wadai/horidashi/news/20090119mog00m040034000c.html?link_id=TT003]
実験はニホンザルの被害で悩むリンゴ園内で、ザーネン種のメスの母子2頭を、約160メートルにワイヤを張り、ワイヤに沿ってヤギが移動できる「つなぎ飼い」をしたところ、付近にサルの群れが現れてもヤギの守備範囲には決して近寄ることなく、約2カ月間、園内へのサル侵入は1度もなかったそうなんだ。で、ヤギをその場から立ち退かせてみたら、翌日には約30匹の群れが侵入し、収穫し残したリンゴを食べられたという。
リンゴ園を営む星由夫さん(61)は「サルの鳴き声がすると、ヤギはサルをじっと凝視していた。ヤギが威嚇するというより、サルがヤギを嫌っているようだった」と話す。星さんは約1ヘクタールの園内で、つがるりんごなどを栽培しており、毎年収穫期にサルに襲われ、年間100~200キロの被害があったという。「被害ゼロは10年ぶり。ただ、サルは学習能力が高いので、こちらも工夫しないと」と予断を許さない様子だったとか。
どうやらこれはヤギの体臭に関係があるようで、体臭がそう香ばしくない子ヤギだけだと、子ヤギを無視して猿は侵入してくるけど、ヤギが生後半年程度に成長すると、サルが避けるようなってくるのだという。ヤギには独特の体臭が装備されているので、それを忌避しているのではないかと推測されているのだそうだ。オスヤギの方が強烈に体臭がきついので、今度はオスヤギでやってみるのもいいかもしれないんだ。
いずれにせよ、ヤギの体臭は猿さんは苦手ってことで一応なんかのときのためにインプットしておくといいと思うんだ。ちなみにパルモはヤギのチーズとかミルクとか大好きだよ。あのくささがたまらなくうまいのだ。あとはこんなヤギならきっと無敵かもしれないんだ。



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