

日本でもアザラシが川に迷い込んでたびたびニュースとなっているが、アシカも結構迷子になるらしい。米カリフォルニア州モデストにあるアーモンド果樹園で今年3月、カリフォルニアアシカの子どもが保護された。
このアシカ、海から川を160kmもさかのぼり、その川から更に徒歩で1km移動、あたり一面にアーモンドの木が生い茂る畑のど真ん中にいたというのだから、発見した農家の人もさぞ驚いたことだろう。
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この農園を営むビリー・ライオンズさんは、「畑の中に見かけない生き物がいて我が目を疑った。よく見たらアシカで度肝を抜いた。」と語った。
発見当時のアシカの子ども
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ライオンズさんは直ぐに近所の野生動物保護センターに連絡を入れ、かけつけた海洋哺乳類センターのボランティアと共にアシカをなだめながら、罠をかけてケージに入れたという。
アシカはホッピーと名付けられ、現在はカリフォルニア州ソーサリートにある海洋ほ乳類センターで保護されている。
保護されたホッピーさん

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発見当時はやせこけて栄養失調の状態だったが、現在ではすっかり元気になり、餌をもりもり食べ、体力もついてきたそうだ。
こんなに元気になったよ。
迷子のアザラシ、アシカ関連のニュースはこの時期結構多いようで、そういえば日本でも今月17日、北海道根室港に迷子のクラカケアザラシの赤ちゃんが迷い込んだとして話題となっていたね。
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このアザラシの赤ちゃんは、根室海上保安部の巡視船「さろま」が発見したそうで、カラスに襲われ負傷していたので保護されて、北の海の動物センター(網走市)に送られたそうだ。 フェイフェイと愛くるしく鳴くその姿に、乗組員たちも思わず「きゃわわ・・・」とため息をもらしたそうだよ。



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