言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。

 しかし二頭身のちいかわたちの間に人間が紛れ込んでも浮くだけじゃ……そんな懸念を抱いている人は、Xユーザーの「にゃっ太」さんを真似するといいかもしれません。

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 ちいかわの世界に入るため……悩んで生み出した鎧さんコス

 YouTubeやTikTokなどでも活動するにゃっ太さんが、このほどXに投稿したのは、勢いで作ったという「鎧さん」のコスプレ衣装をまとった姿。

 鎧さんとは「ちいかわ」作品に登場する、鎧をまとったキャラクターたちの総称です。ちいかわたちに仕事を斡旋したり、保護したり、ときには交流を持ったりする彼らは、作品世界に奥行きをもたせる重要なキャラクター。そして数少ない人型キャラクターでもあります。

 にゃっ太さんが手がけた鎧さんの衣装は、兜から各種プレートに至るまでを丁寧に作っているほか、特徴的な入れ歯も再現。さらには作中に複数いる鎧さんのうちのどの鎧さんなのかが分かるように、ピンクのポシェットも身に着けています。これがあるということはちいかわたちと特に交流が深い「ポシェットの鎧さん」ということですね。

 「ちいかわ」沼にハマりすぎてしまい、「どうすれば『ちいかわ』の世界に入れるのか」を真剣に考えるようになっていたにゃっ太さん。そうして「コスプレ」という選択肢に辿り着き、人間であっても違和感なく世界に溶け込むことができる鎧さんを選んだそう。

 手作りとは思えないほど再現度の高いコスプレ衣装ですが、実はにゃっ太さんがコスプレを手作りするのは今回が初めて。

 「初めてでこのクオリティって、すごすぎない……?」と目を疑ってしまうような鎧さんコスプレについて、にゃっ太さんに詳しくお話をうかがってみました。

■ ぬいぐるみを持つとかなり鎧さん!「『ちいかわ』の世界に行けたような気が」

―― 鎧の部分など各種アイテムは、どういった素材で作られたのでしょうか?

にゃっ太さん>
 コスプレ造形でよく使われているCOSボードを使用しています。コスプレの経験はありましたが、造形は初めてだったのでとても苦労しました。

―― は、初めて……?とても初めてのクオリティとは思えません

にゃっ太さん>
 本来は頭部だけを作る予定でしたが、思いのほかうまくできたので、そのまま体も制作することにしました(笑)

―― 制作にあたって、どのあたりにこだわりましたか?

にゃっ太さん>
 目のブラインド部分には特にこだわりました。よく見ないと外から中の人は見えないと思います。たぶん(笑)。

―― かなり拡大してみましたが、全然中の人の姿は見えませんね(笑)制作で難しかった点などはありますか?

にゃっ太さん>
 動くことを想定せずに設計してしまったため、装着した際に破損してしまった箇所があったことです。造形は本当に難しいですね。現在、修正中です

―― 確かに、動く・動かないで作り方には大きな違いがありそうですね……。このコスプレは何かイベントなどで披露される予定なのでしょうか?

にゃっ太さん>
 写真を投稿したところ、多くの方に見ていただき、思いのほか好評だったので、ぜひイベントでもお披露目してみたいですね。

 実際に装着してみて気づいたのですが、通気性が悪くとても暑いので、やるなら冬のイベントが良さそうです(笑)。

 またTikTokで踊ってみたや、原作再現動画とか撮れたら面白そうだなと思っています。

―― 今回はポシェットの鎧さんですが、今後ほかにコスプレを試してみたい鎧さん、あるいはキャラクターがいればお聞かせください

にゃっ太さん>
 やる気さえあれば、鎧さんをコンプリートしてみたいです!

 色が違うだけで、形は一緒なのでそこまで苦労せずに制作できるかなとは思います。

―― ちなみに「ちいかわ」の世界には行けそうでしょうか?

にゃっ太さん>
 ぬいぐるみと一緒に撮影することで、疑似的に「ちいかわ」の世界に行けたような気がして、とても満足しています。

――ぬいぐるみがあると鎧さん感が増しますね(笑)

* * *

 にゃっ太さんと同じく日頃から「『ちいかわ』の世界に行きたい!」と思っている人は、まずは鎧さんのコスプレで“擬態”するところから始めるといいかもしれませんね。

<記事化協力>
にゃっ太」(@427neko2

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100804.html
「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた