
ジブラルタ生命保険は、全国の20歳~29歳の男女4,700名(男性2,350名 女性2,350名)を対象に、「20代の意識・実態調査2025」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開した。
全回答者に、年上の世代に言われてなんのことだかわからなかった言葉を聞いたところ、1位「アベック」(34名)、2位「チョベリグ/チョベリバ」(23名)、3位「ナウい」(17名)、4位「半ドン」(12名)、5位「テレコ」(11名)となった。1960年代から1980年代頃に使用されていた、男女の二人連れを意味する「アベック」や、1996年に新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた「チョベリグ/チョベリバ」といった言葉は、現代の20代にはピンと来ないようだ。また、完全週休二日制の普及により制度自体が過去のものとなった「半ドン」や、バブル時代を象徴する「アッシー」、昭和のビジネス用語「鉛筆なめなめ」「一丁目一番地」も10位以内にランクインした。
次に、年上の世代に言って伝わらなかった言葉を聞いたところ、1位「エモい」(87名)、2位「ワンチャン」(56名)、3位「り・りょ」「草」(いずれも30名)、5位「タイパ」(22名)となった。感動や懐かしさ、ときめき、切なさなど、さまざまな感情を表現する言葉である「エモい」が多く挙げられる結果となった。また、不確かな状況を表す「ワンチャン」や、LINEの返信などで「了解」を略して使われる「り・りょ」、ネットスラングとして広く使われる「草」なども、年上世代には伝わりにくいようだ。年上世代に伝わらなかった言葉として7位に挙げられた「とりま」は、“年上世代に言われて意味がわからなかった言葉”でも10位に挙がっており、世代間によって伝わらない言葉となっているケースが、お互いにとってあるようだ。
(岡渚)



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