リリーフで圧倒的な投球を見せる佐々木朗希に地元メディアも絶賛した(C)Getty Images

 ドジャース佐々木朗希が現地時間10月9日、本拠地でフィリーズとの地区シリーズ第4戦に8回からリリーフ登板。初めてイニングまたぎで3イニングを無失点に抑える快投を見せ、チームに勝利を呼び込んだ。

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 1-1と緊迫した展開でリリーフ登板した佐々木は、3イニング目となる延長10回のマウンドにも上がり、フィリーズ打線を三者凡退に抑えた。

 ドジャース打線は延長11回二死満塁の場面。アンディ・パヘスの当たりは投ゴロだったが、相手投手のオライオン・カーカリングが本塁へ悪送球でドジャースサヨナラ勝ち。まさかの結末でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、佐々木について「ドジャースはシーズン終盤に信頼できる中継ぎ投手を切実に必要としていたが、ササキがマウンドで手がつけられないほどの活躍を見せていることから、彼らがその理想の投手を見つけたと断言して間違いないだろう」と絶賛している。

 また、佐々木の試合後のインタビューを、地元放送局の『SportsNet LA』がXに投稿。それによれば、佐々木は「健康で戻ってこれたこと、それにサポートしてくれた人に感謝してますし、投球フォームについても球団といろいろ話しながら、自分のパフォーマンスが戻るまで一緒に頑張ってきてくれたスタッフに感謝したい」と、復活を後押ししてくれた周囲に感謝の思いを述べた。

 クローザーの役割で活躍できている要因については「ストレートの球速が戻ってきたことと、それに伴ってフォームも良くなって、その分ゾーンで勝負できている」ことを挙げていた。

 佐々木自身もリリーフで自信を取り戻し、地元メディアも絶賛の声を上げている。リーグ優勝決定シリーズでも右腕の投球に大きな期待がかかる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「理想の投手を見つけたと断言して間違いない」リリーフで“圧倒”の佐々木朗希に地元メディアも絶賛 守護神で活躍の要因は