
北村有起哉主演のドラマ「小さい頃は、神様がいて」(毎週木曜夜10:00-10:54 ※初回は夜10:00-11:09、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)のの第1話が10月9日に放送された。主人公は、食品会社で働く会社員・小倉渉(北村有起哉)。第1話は、嵐の夜に「たそがれステイツ」の住人たちが一晩同じ場所で過ごすことになった。(以下、ネタバレを含みます)
■大人たちに向けた珠玉のホームコメディー
同作は、三階建てのレトロマンションに住む、三家族の住人たちの物語を描いたホームコメディー。二人の子を持つ小倉渉(北村)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ温かく描いていく。脚本は「最後から二番目の恋」シリーズなどで知られる岡田惠和氏が担当。
■「たそがれステイツ」の住人たち
東京郊外にある、三階建てのマンション「たそがれステイツ」。一階に住んでいるのは、永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)のシニア夫婦。愛妻家の慎一は家事や地域活動にいそしんでいるが、さとこはあまり関心がない様子。
二階には、社交的な樋口奈央(小野花梨)と、内気な高村志保(石井杏奈)の女性カップルが同棲している。部屋にはほとんど家具がなく、キャンプ用のテントを張って二人で寝ているが、とても幸せそうだ。
そして三階には、食品会社に勤める夫・小倉渉(北村有起哉)、主婦のかたわら仕事をしている妻・あん(仲間由紀恵)、映画監督を目指す大学生の娘・ゆず(近藤華)の三人家族が住んでいる。息子の順(小瀧望)は消防士として既に独立している。
■平穏な日々を送る小倉家
なんとか第一志望の大学に合格した渉と、滑り止めの大学に合格したあん。合格発表の場で、あんは歓喜のあまり号泣している渉に突然ハグをされ、思わずビンタしてしまう。
そんな出会いを経て、やがて二人は交際し、就職、結婚。妊娠したあんは会社を辞めた。それからおよそ20年。小倉家は一見平穏な日々を送っていた。
■過去に交わした離婚の約束を口走る渉
ある日、東京に台風が襲来する。慎一は川の氾濫に備えてマンションの前に水嚢すいのうを積み上げる。それを手伝った渉は、マンションの住人が集まって小倉家で夜を過ごすことを提案する。
一緒に帰宅し、その張り紙を見た奈央と志保は、思案の末に小倉家へ。不安げにチャイムを鳴らすと、一同はまるでホームパーティのように二人を温かく出迎えた。
それぞれに自己紹介をし、志保が作った料理を食べ、一夜を過ごすうちに打ち解けていく面々。夜が明け、台風一過の空の下、渉は「子どもが二十歳になったら離婚するなんて言ってたこともありました」と笑顔で過去を懐かしむ。
その日の夜、あんは渉に「生きてるんだけど、あの約束。そのつもりでずっと生きてきたんだけど」と衝撃の告白をするのであった。SNSでは「渉のデリカシーのなさがひどい」「渉の鈍感さに腹が立つあんの気持ち分かる」「渉は離婚を切り出されて当然」と渉の人間性に言及する声が多数上がっていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部



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