
高度な専門知識と倫理観が求められる士業の世界。試験の合格率や必要な学習時間などから、取得が困難とされる資格も多く存在しています。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の男性を対象に「最も取得が難しいと思う士業資格」というテーマでアンケート調査を実施しました。
多くの男性から「最も取得が難しい」と票を集めたのは、どの士業資格だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう!
第2位:公認会計士
第2位は、得票率17.7%の「公認会計士」でした。公認会計士は、監査や会計の専門家。財務に関する専門的な知識を駆使し、公認会計士だけに認められる独占業務の「監査」をはじめ、会社経営などのコンサルティングや税務など、幅広いフィールドで活躍できます。監査法人や一般企業、官公庁や教育機関などで働くほか、独立して会計事務所を開業するなど、さまざまな働き方ができるところも特徴です。
公認会計士になるには、まず国家試験である公認会計士試験に合格する必要があります。2024年の合格率は7.4%。試験に合格後、公認会計士として3年間の実務経験を積みながら、実務補習所に通って必要な単位を取得し、修了考査に合格することではじめて資格が与えられます。社会的責任の重い資格であるため、合格までの道のりが険しいところも票を集めたのではないでしょうか。
第1位:弁護士
第1位は、得票率25.7%の「弁護士」でした。弁護士は、あらゆる憲法・法令の知識を駆使して基本的人権を擁護し、社会正義の実現を使命とする職業です。裁判の弁護人としてのイメージが強いですが、企業に就職して法務業務を行ったり、または顧問弁護士として活躍したりと幅広いフィールドで活躍しています。社会的な責任の重い職業で、重圧のかかる業務も多い分、高い信頼を得ているところも特徴です。
弁護士になるには、まずは法科大学院を修了するか予備試験に合格し、司法試験の受験資格を得ることが必要。そして合格率約40%の司法試験に合格した後、法律事務所・裁判所・検察庁・司法研修所などで1年間の司法修習を受け、研修終了後に実施される試験に合格することで、法曹(弁護士・裁判官・検察官)になる資格が与えられます。司法試験の合格率だけを見れば、比較的合格しやすい資格のように思えますが、受験資格を得るまでの道のりが長いところも票を集めたのではないでしょうか。



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