

CS開幕前日に出場選手登録を抹消されたバウアー(C)産経新聞社
クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージが10月11日に開幕。セ・リーグ2位のDeNAは、本拠地の横浜スタジアムで同3位の巨人に6-2で快勝。15日から始まる阪神との同ファイナルステージ(甲子園)進出に王手をかけた。
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もはやサイ・ヤング賞右腕の力は不要なのか。今季2年ぶりに復帰したトレバー・バウアーは、10日に出場選手登録を抹消された。再登録は最短で20日。8日の社会人・日本通運との練習試合で1イニング5安打5失点の大乱調。事実上の“CS戦力外”を突き付けられた。
そんなバウアーを米スポーツメディア『FANSIDED』が、厳しい論調で報じている。「マウンドでの彼のパフォーマンスはどん底に達している」「今年の結果は全くもって滑稽だ。現在34歳の彼は、ベイスターズで防御率4.51を記録。これは50イニング以上投げたリーグの全投手の中で最も高い数字だ。事態は非常に悪化し、バウアーは企業チームとの練習試合でさえ打ち込まれ、彼を登録抹消せざるを得なくなりました」などと現状を伝えた。
バウアーはレッズ時代の2020年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得。ただ、『FANSIDED』は「バウアーの名声は「2020年から2021年の出場停止処分を受けるまでのドジャースでの素晴らしい前半戦まで、わずか約12か月間の投球に基づいている」と断じている。
20年はコロナ禍による短縮シーズン。さらには「打力の弱いナ・リーグ中地区を相手にしたもの」で、「MLBがその後、違法とした粘着物質によるボールの不正操作を彼自身が認めた時期ときれいに一致していることも、少々怪しい点だ」と指摘した。
また、バウアーが数か月前に「僕にとって真の競争相手となる打者は地球上に20人くらいしかいない」と主張した点にも触れた。同メディアは「もしかしたらそれは事実かもしれない」とした上で「そうだとすれば、地球上で最高の打者20人全員が、バウアーがどこで投げても、どういうわけか彼を追いかけ続けているというのは、とんでもない偶然の一致だ」とピシャリ。投げるたびに打ち込まれる右腕を、皮肉たっぷりにこき下ろしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]



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