ウォーゲーミングジャパン2015年10月12日,「World of Warships 進水式」を横浜港,というか東京湾上で開催した。これは,同社のオンライン海戦アクション「World of Warships」の正式サービス9月17日スタートしたのを記念したオフラインイベントであり,チャーターした船にファンを招待し,運営スタッフトークアトラクションで楽しんでもらおうという企画だ。チャーター船ですって!

リンク「World of Warships」公式サイト

 船は,総トン数98トンで約150人乗りのクルーザーで,当日は昼の部,午後の部,夜の部の3回出港し,計300人のファンが東京湾周遊を楽しんだのだが,実は最後に,関係者およびメディア向けの回が用意されていたのだ。“クルーザー”と聞くと「巡洋艦のことですね」と答える,優雅な船旅などとは無縁の筆者だが,「World of Warships」の現状と今後の展望なども説明されたイベントの模様を,簡単にお伝えしよう。


 で,いきなりイベントと関係ない話になるが,その日,チャーター船が出航した「ピア象の鼻桟橋」のそばにある「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」にはヘリコプター搭載護衛艦「いずも」が入港していた。10月18日に行われる海上自衛隊観艦式に備えた寄港とのことで,当日は船内を一般に公開するという催しが行われていた。
 「いずも」については,4月13日に掲載した記事に詳しいのでぜひ参照してほしいが,写真を撮るために近づいた筆者による大人っぽい感想を述べさせていただくと,でかっ! という感じかなーって。しかしこの「いずも」の基準排水量は1万9500トンであり,それに対して筆者がようやく手に入れたTier 5の戦艦Kongo(金剛)が約3万2000トン(第二次改装時)と,1万トン以上も大きいのデース。Yamato(大和)に至っては約7万トンで,ゲームをやっているとあまり意識しないが,軍艦というものはかなり大きいようだ。


 このほか,観艦式に備えて潜水艦救難艦の「ちはや」ちゃんなども寄港していたようだが,秋の日はつるべ落とし,17:00を過ぎるとあたりはたちまち暗くなり,確認できなかった。残念だ。


 さて,クルーズ船。船内には,しばふ氏のイラストをフィーチャーしたポップが飾られ,ウォーゲーミングや「World of Warships」のロゴが描かれたカップケーキや,言われてみればそう見えなくもない大和型のケーキが並び,さらに,東京ゲームショウ2015にも展示されていた,「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」(以下,アルペジオコラボ仕様の試遊台が用意されるというアンバイだった。もちろん,TGSと同じユニフォームに身を包んだコンパニオンの皆さんが,船内に花を添えるわけだ。


 試遊台でプレイできたのは,10月19日に実装が予定されているドイツ巡洋艦ツリーと,ソ連駆逐艦ツリーがすでに用意されたバージョンで,実装前に新巡洋艦群,駆逐艦群の手触りが楽しめる……はずだったのだが,こちらは言うまでもなく大人気で,関係者の皆さんが次々にプレイするので,90分間のクルーズでは順番が回ってこなかった。残念だ(二度め)。


 ファン向けのイベントでは,上記のようにトークショウなどが行われたようだが,このクルーズでは,ウォーゲーミングジャパンで「World of Warships」のプロデューサーを努める柳沼恒史氏から,同作の現状と今後の展望が発表されている。

 まず,正式リリース後の動向として,アジアサーバー全体のプレイヤー数が発表された。柳沼氏によれば,総数は約30万人で,そのうち日本人プレイヤーの割合は30%〜40%とのこと。当初は,同じミリタリー系のオンライン対戦ものということで,同社がサービス中の戦車アクションWorld of Tanks」との競合があるのではないかと心配されたようだが,どちらもプレイしているという人は全体の30%〜40%で,プレイヤーの奪い合いのような状況にはない。「World of Warshipsプレイヤーの60%〜70%は,ウォーゲーミングにとっての新規ユーザーになるわけだ。

 ちなみに柳沼氏のおすすめ艦艇は,Tier 5〜Tier 6ではアメリカ巡洋艦か日本の空母で,Tier 7ではMyoko(妙高)がいいとのことだった。あくまでこれは,個人の意見だそうなので,ご参考までに。

 「World of Tanks: Xbox 360 Edition」PlayStation 4版モバイル向けの「World of Tanks Blitz」など,PC版以外の展開も積極的に行われている「World of Tanks」だが,「World of Warships」についても当然,視野には入っているが,今のところ具体的にはとくにないらしく,柳沼氏は「検討中」としていた。


 続いては,アルペジオコラボの展開について。こちらは,9月19日に掲載したTGSレポートにもある,コンゴウキリシマハルナのほか,ヒエイとタカオの実装が予定されていることが発表された。また,予定されているイオナだけでなく,ほかのメンタルモデルボイスも計画中であるという。アニメに登場した横須賀港がゲーム内に再現されるというのは,上記の記事でもお伝えしたとおりだ。
 アルペジオコラボモードをオン/オフできる機能も用意されるとのことで,12月末までには公開したいと柳沼氏は述べた。

 最後に「World of Warships」で今後実装される機能や要素などが紹介された。まずはポータルサイトの「トレーニング」の日本語版が公開されたとのこと。これは,英語版ポータルサイトの「Training」タグに掲載されていたガイドが翻訳されたもので,ビギナー艦長にとって役に立つ情報が満載なので,ぜひチェックしよう。ああ,AP弾とHE弾の違いはこういうことだったのか! と筆者は今,驚いている。
 また,日本語ボイスの追加も改めて発表された。マッチの最中に聞こてくるもののほか[F3]〜[F11]を押して使えるクイックコマンドボイス日本語化されており,会場では実際にいくつかのサンプル公開された。声優ファンの人なら,この声は! と分かるのかもしれないが,筆者的には「シブい声」だということはよく分かった。プレイ中,今なんつった? という状況になりがちな人は,実装を楽しみにしよう。


 呉や佐世保などを再現した新たな港が用意され,さらに天候や時間の変化など,戦況に影響を与える要素も考えられているという。個人的には,ランクが低いと小さい港で,レベルアップするにつれ港が立派になっていくなんてのもいいと思う。アイマスみたいで。また,ライターの徳岡正肇氏など濃いめの人が期待を寄せる「夜戦」については,そもそも見えなくて戦闘になるのか,隠蔽はどうなるのか,といったバランス調整が非常に難しいとのことだった。そりゃそうですね。

 艦長の顔グラフィックスも増やされる予定だ。これまでは,艦長の名前は違っても顔は同じという場合があったので,日本人艦長を今後追加していくとのこと。詳しいことは明らかにされなかったが,追加にあたっては,フォーラムなどでプレイヤーから顔写真を募集し,そこから選ぶことも考えているそうなので,自信のある人は公式フサイトチェックを怠らないように。
 でもって,ご存じとおり,新たなプレミアム艦として日本のTone(利根)が登場する。プレミアム艦らしく,トリッキーな艦艇になるようで,現在も調整が続けられているそうだ。


 だいたい以上で柳沼氏のプレゼンは終了し,クルーズ船も出港したピア象の鼻桟橋に再び戻りつつあった。意外に揺れて,ちょっと気持ちが悪くなった船の旅初体験の筆者だったがそれはともかく,9月17日の正式サービス開始以来,順調にプレイヤー数を伸ばしているという「World of Warships」。今後もいろいろありそうなので,ぜひ楽しみにしたい。それにしても,ドイツ巡洋艦&ソ連駆逐艦プレイしたかった。海の上で海戦ゲームとか,語り草になりそうだったのに。



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関連タイトル
・PC World of Warships

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「World of Warships」の今後の展開などが発表されたオフラインイベント「World of Warships 進水式」をレポート