

旧ソビエト国内で1978年から1990年の間、52人もの女性や子どもを殺害して食べたウクライナ生まれの連続殺人者「アンドレイ・チカチーロ[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AD]」の殺人サイクルを数学的に導き出した研究者らがいるそうだ。
ソース:連続殺人犯の殺人間隔における数学 | スラッシュドット・ジャパン サイエンス[https://web.archive.org/web/20120428215255/http://science.slashdot.jp/story/12/01/19/2358245/%E9%80%A3%E7%B6%9A%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E7%8A%AF%E3%81%AE%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E9%96%93%E9%9A%94%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%95%B0%E5%AD%A6]
チカチーロの殺人サイクルは途中に全く殺人を犯さない期間が存在したり、短期間に複数人を殺害する時期があったりと不規則であるとされていた。
しかし米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の ミカエル・シンキン および ヴァニ・ロイチョドフリー の二人はチカチーロが殺人を犯す間隔には、べき指数(冪指数[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AA%E4%B9%97#.E6.8C.87.E6.95.B0.E3.81.AE.E6.8B.A1.E5.BC.B5.E3.81.A8.E6.8C.87.E6.95.B0.E6.B3.95.E5.89.87]) 1.4 という法則性があることを突き止めたとのこと。

彼らの仮説は「連続殺人犯は、てんかん発作のように脳内の多数のニューロンが同時に興奮することによる精神病的作用によって殺人に駆り立てられる」というもの。
行動を数学的モデル化するにあたり、研究者らはニューロンの興奮が一定のしきい値に達した時に犯罪が行われる訳ではないことに気づいたという。
これは犯罪には計画および準備期間が必要なためであり、数学的モデルにはこの遅延が組み込まれたそうだ。
殺害行為には鎮静作用があり、殺害後はニューロンの活動は「しきい値」以下に抑えられるとのことで、ある一連の殺害のあと次の殺害までの期間が長くなるのはこのためだそうだ。

彼らの理論と観察結果の間には定性的一貫性が認められるとのことで、研究者ら曰く「統計から犯人を割り出すことは出来ないが、次の犯罪が起きる可能性のある時期や場所を割り出すことには少しずつ近づいている」とのこと。
また、とある弁護士は「人材を的確な時期と場所に集中させ犯人逮捕を目指す方が行動プロファイリングといった馬鹿げた学問を当てにするよりずっといい」とも付け加えているとのことだ。
アンドレイ・チカチーロとは・・・
殺人博物館~アンドレイ・チカティロ[http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/chikatilo.html]
[http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/chikatilo.html]関連記事:

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