
空力重視のデザイン
トヨタは、ロングセラーモデルである『カローラ』の未来を暗示する新しいコンセプトカーの画像を初公開した。
【画像】まさかの新型カローラ登場?【トヨタ・カローラ・コンセプトを現行型ハッチバックと比較】 全23枚
このコンセプトカーの詳細はまだ明らかにされていないが、フロントフェンダーに充電ポートフラップが配置されていることから、プラグインハイブリッド(PHEV)かバッテリーEV(BEV)のいずれかであることが推測される。未来的な外観を考えると、BEVの可能性が高い。
2018年発売の現行カローラと比較すると、デザイン面で劇的な進化を遂げており、視覚的な共通点はほとんど見られない。流線型のルーフライン、フラッシュ式ドアハンドル、小型のダックテール型リアスポイラーを備えており、空力性能を高め、エネルギー消費効率(電費)を向上させる造形のようだ。
特筆すべきは、ハッチバックではなくセダンである点だ。ただし、滑らかな基本デザインは両タイプで共有すると思われる。
トヨタのロングセラー車かつベストセラー車の1つであるカローラをEVへ移行するという構想は、非常に重大な転換点であり、当然ながら大きなリスクを伴う。このコンセプトカーが実際にEVを予告しているのであれば、リスク分散のために現行のハイブリッド車と並行販売される可能性が高い。
これはライバルであるフォルクスワーゲンの戦略と類似している。同社は今世紀後半にゴルフのEV版を投入すると同時に、現行の内燃機関モデルのデザインを刷新し、EVと足並みを揃える方針だ。
カローラ・コンセプトの詳細は、10月29日に開幕するジャパンモビリティショー2025で明らかになる。
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