コヤギたちに餌をやりに来た人間。この人間がコヤギたちを驚かそうと急に立ち上がりガオーっと仕掛ける。コヤギたちは一目散に逃げていくわけだが、中には、ゴロンと倒れて死んだフリをする個体もいるわけなんだ。

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 ヤギが死んだふり(気絶)をするという話は良く聞くと思うが、気絶しやすいヤギの種は英語では「フェインティング(気絶)・ゴート」と呼ばれているそうだ。この種のヤギは、筋肉の遺伝子が違っていて、ぎょっとしたり、驚いたりすると、筋肉が硬直し、足を突っ張った姿勢で棒立ちになったり、倒れ込んでしまうのだそうだ。

フェインティングゴート

 この症状は筋緊張症(Myotonia:ミオトニー)と呼ばれていて、症状が出ても、ヤギは怪我をすることはないそうで、10~15秒続いた後、自然にもとに戻るという。大人のヤギより子どものヤギのほうがよくこの症状をおこすのだそうだよ。

 もともとこの種のヤギは、食肉用に飼育されていたのだが、羊をコヨーテから保護する番犬ならぬ番ヤギとしても使用されていたという。羊の群れの中に「気絶ヤギ」がいれば、コヨーテや犬が羊を脅した時も、気絶ヤギが先に倒れて食べられている間に、羊は逃げることができる。人身御供的な役割もあったみたいなんだ。(ソース[http://ameblo.jp/asongotoh/entry-10059781844.html])

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