アニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場するAT(アーマードトルーパー)「スコープドッグ」をモチーフにしたゴミ箱が、SNS上で注目を集めています。

 投稿したのは、模型製作を趣味とするあしまさん。自身のXで「スコープドッグ ゴミ箱カスタム 作ってました」と公開したところ、まるで劇中から抜け出したようなリアルな塗装と造形に、驚きと称賛の声が寄せられています。

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 今回の作品は、100円ショップで購入した卓上ゴミ箱をベースに、「週刊 装甲騎兵ボトムズ スコープドッグをつくる」創刊号付属の頭部パーツを取り付けて製作されたもの。

 あしまさんによると、きっかけは「久しく錆表現の塗装をしていなかったので、復習もかねてやりたくなった」とのことで、過去に自作したスコープドッグゴミ箱を、さらにリアルに仕上げることにしました。

 製作にはダイソーの卓上ゴミ箱を使用。蓋の耳部分を切り取り、逆向きに取り付けることで、バイザーで切断面を自然に隠す工夫が施されています。

 また、塗装の密着を高めるためにプライマーを吹き、バイザーのパーツが足りない部分はプラ板で補作するなど、プラモデル製作のノウハウが活かされています。

 なお、このゴミ箱と頭部パーツの組み合わせは、ファンの間では以前から知られていたアイデアとのことで、あしまさんは「最初に考えた方のひらめきに敬意を持っています」とも語っています。

 作品はまだ製作途中とのことですが、すでに仕上がりは圧巻。ボディ全体に施された錆び表現や、塗装の剥がれ・汚れの質感が非常にリアルです。

 あしまさんは「錆表現の練習としてやりすぎぐらい配置した」と笑いながらも、その丁寧な表現には並々ならぬ熱意が感じられます。

 投稿には多くの反響が寄せられ、「商品化してほしい」「こいつの肩は赤く塗らねえのか」「むせる」など、ボトムズファンならではのコメントが続出。海外のファンからもリプライが届くなど、国境を超えて注目を集めています。

 この後は、バイザーや全体に汚し(ウェザリング)を加え、よりリアルな質感を目指すとのこと。「撮影用に派手めに残したシェードの調整も再塗装で直したい」と、完成度をさらに高める意欲を見せています。

 “百均ゴミ箱”という身近な素材から生まれた、圧倒的存在感のスコープドッグ。どれほどの出来栄えとなるのか、今から仕上がりが楽しみです。

<記事化協力>
あしまさん(@ashimo_nrx004

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025101608.html
「スコープドッグのゴミ箱」爆誕 100均素材で再現された「錆びたAT」