
「手ぶら派注目必至」バッグいらず!? ザ・ノース・フェイスの“多ポケット傑作ジャケット”がすごい!秋・冬・春これ1着でOK/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.132の画像一覧
モノ・トレンド雑誌売上No.1の「MonoMax」編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回ピックアップしたのは、ザ・ノース・フェイスの「ウーロスフィールドユーティリティトリクライメイトジャケット」です。秋から春の3シーズンをカバーする機能性に加え、独自の「WUROS」素材による圧倒的な軽さ、そして多彩なポケット構造による手ぶらスタイルの実現など、驚きの付加価値が満載の一着を徹底解説します!
付加価値ばかりのアウターがザ・ノース・フェイスから出た!
気温が20℃を下回る日も出てきて、いよいよ秋冬シーズンの到来を実感できるようになりました。そうなってくると、重宝しだすのがアウター。防寒や保温といった機能性に加え、見た目のファッション性も重要であり、すべてに満足の行くアイテムを選び出したいですよね。
しかも、さらなる付加価値のあるアウターなら言うことなし……今回ご紹介するザ・ノース・フェイスの「ウーロスフィールドユーティリティトリクライメイトジャケット」は、そんな+αな魅力が凝縮した一枚でした!

ザ・ノース・フェイス
ウーロスフィールドユーティリティトリクライメイトジャケット
¥47,300(税込)
商品名を英語で表すと、「WUROS Field Utility Triclimate Jacket」。今回は、その名称の“謎”を解くようなつもりで商品の特徴を解説してみましょう。少し長めの名称ですけども、ぜひ覚えて帰ってください(笑)。
まず本製品のキーとなるのが、名称の頭に付けられた「ウーロス(WUROS)」です。これはザ・ノース・フェイスのオリジナル素材で、“耐久性があり、原料リサイクルが可能な防水透湿素材(公式Webサイトより)”のこと。ここ数年、ウーロスを使ったウエアが徐々に増えていて、その最新作というわけです。今作では50D×50Dの2.5レイヤー構造になっていて、触った感じは薄手なんですが、確かな防水性を備えています。
裏側を見ると、防水膜とシームテープを採用しているのがわかります。この防水膜、なんでも加水分解しにくい素材が使われているとのことで、「いつの間にか膜がボロボロ剥がれ落ちている……」という悲劇の到来をずっと先に追いやってくれます。
特に驚いたのが軽さ! 後述するように収納性も保温性もしっかりしているのに、めちゃくちゃ軽いんです。初めて手にしたときは、見た目とのギャップに思わず「アレッ!?」と戸惑ったほど。これもウーロスの賜物なのでしょう。ぜひ味わってみてほしいところです。
多彩なポケット構造で手ぶらスタイルを実現できる!
お次は、「フィールドユーティリティ~ジャケット(Field Utility... Jacket)」。アウトドアフィールドを探索したり放浪したりするときに活躍してくれそうなジャケットの意味ですね。超ハードなアウトドアアクティビティではなくとも、それなりの機能や実用性が求められる状況……そうしたコンセプトのもとで導き出されたのが、超多彩な収納ポケット群の採用です。
左右それぞれの胸と腰、計4箇所に収納スペースを設置。しかも、それで「フロントポケットが4つある」のではないのがすごいところで、2つに分かれていたり、フラップポケットとファスナーポケットで二重になっていたりと複数のポケットが設けられているんです。
しかも、収納構造がよく考えられているんですよね。たとえば右上部分のポケットはいわゆるL字ファスナー的な作りなのですが、ファスナーの取り付け部分が角ばっていないので片手だけでも突っかからず、スーッと開けられます。そして大きく開くから、モノの出し入れも容易。地図を入れるため、斜めに配置されたライダーズジャケットの胸ポケットと似た感じですね。
そのほか、モノを吊り下げるためのDカンも用意されていたりと、実に多種多様。容量も構造も、下手なボディバッグより上ですね。しかも、収納性に高いアウターは機能推しな見た目になることが多いのですが、このジャケットはさすがザ・ノース・フェイス、ものすごく洗練されているのでセンスよく着こなせるのもいいところ。「カバンなしに手ぶらで街歩きしたい」という希望を本気で叶えてくれます。
着脱式インナー採用で3シーズン活躍する!
最後は「トリクライメイト(Triclimate)」について。これは「3つの季節」のことで、つまり秋・冬・春の3シーズンにわたって着用できるモデルであることを示しています。
そうした汎用性を実現させているのが、インナーの存在です。薄くしなやかで、ハリ感のあるナイロン素材で作られたインナーは、フロントの内側のファスナーと袖口・首元のスナップボタンで簡単にアウターと連結できる仕組み。
ロゴ刺繍や腰ポケットも備え、このインナーだけでも着用可能。すなわち、「アウター×インナー」「アウター」「インナー」の3WAYで使えるというわけで、お得感が半端ではありません。
しかもインナーの中綿には、こちらもやはり独自開発のヒートシーカー(HEATSEEKER)を封入。化繊綿で暖かく、最小の大きさで暖かさを実現する保温素材で身体を心地よく守ってくれます。
【総評】ユーティリティすぎる一着だった!
今回の「ウーロスフィールドユーティリティトリクライメイトジャケット」、改めてザ・ノース・フェイスの企画力や商品開発力、センスのよさを痛感させられました。
ジャケットもちょうど隠れる丈感なので仕事でも使えますし、荷物も入るから、遠くの街までサイクリングしたいときにも重宝しそう。掛け値なしに、ユーティリティな一着だと断言します!
問い合わせ:ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
TEL:0120-307-560
ザ・ノース・フェイス 公式WEBサイト
文/奥家慎二 構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典




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