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会社のルールと法律、どちらが優先されるかは自明のはずだ。しかし、中には独自のルールを押しつけてくる上司もいるようだ。投稿を寄せた50代男性は、呆れた上司について書いている。

男性の会社では制服があり、通勤時の着用は禁止。更衣室で着替えることになっているのだが、着替えの時間をめぐって上司とのひと悶着があった。(文:長田コウ)

「額面と手取りの違い」を知らない上司も…

上司から「着替えの時間は労働時間に含まれない」と言われた男性。おかしいと思い、労働基準監督署に確認したところ「やはり労働時間に含まれる」との回答をもらった。

会社の指揮命令下にある更衣室での着替えは、労働時間とみなされるという事だ。厚生労働省の事業者向けガイドラインにも、その旨は示されている。男性は上司にその正当性を伝えるも、そう簡単には納得してもらえなかった。

「上司に伝えましたが、労基はそう言われても社内ルールだからと言われました」

労基が出した答えがあってもなお、社内ルールが上だと言い張るのだから、驚きが隠せない。男性は呆れたように、こう投稿を結んでいる。

「労基法を無視した社内ルールを正しいと思っている上司はダメだと思いました」

東海地方の50代女性(専門職/年収750万円)は、不況で給料がカットされたときの出来事を振り返った。

「手取りと額面の違いを知らない人がいてびっくりしました。話が違うってことになって、色々聞いたら額面と手取りの違いを知りませんでした」

給与明細の「総支給額」が額面、「差引支給額」が手取りであることは社会人の基礎知識だ。それを知らない上司がいたというから部下としても呆れたのだろう。当時の心境をこう書いている。

「社会人になって額面と手取りの違いを知らない人がいるとは思わなかったので驚きました」

※キャリコネニュースでは「『この上司はダメだ』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/TRBML597

「労基はそう言われても社内ルールだから」着替えは労働時間じゃないと言い張る上司にドン引き